妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

僕が住んでいる町は 坂越(さこし)です


今、僕が住んでいる町は、坂越(さこし)です。
7月に引っ越して、ちょうど一か月過ぎました。
引越し直前、体調を酷く崩して入院したので、引っ越してからは、療養に努めて、未だ家具の設置が終わっていない部屋があるほどなので、外出は食品の買い出しなど限られていました。でも、今日は朝から快晴で、体調もまあまあで、PCに向かって仕事していたら、眠くなったので、以前から登りたかった、隣の山に登ってきました。

住んでいる町は、間近まで迫る急な山に囲まれた地形なので、自宅から徒歩15分、山の中腹、見晴らしのよい地点に行けました。

海の間近まで迫る山と、入り組んだ湾の地形は、帆船時代、大型の帆船が安全に寄港できる、瀬戸内海航路の重要な港として大変に栄えたとの事です。

視線を南から西へと向けると、手前に坂越の町並みが映り、千種川が赤穂湾へと流れ込む地形が分かります。画像の奥に映る赤穂の港は堆積物で遠浅のため、大型の船は坂越へ寄港した理由も分かります。


港として栄えた坂越は、商人の町として栄えて、商売繁盛と航海の安全を祈って祀られた古くからの神社があります。そして、昔から参拝する人々を迎えた、山の中を登山道の様にはり巡らされた参道には、寄進された石仏が 88体 あるとの事です。


また、豊富な種類の植物に昆虫、鳥の他に、鹿や猪も山中に住んでいるとの事。特に鹿は明け方や日中にも鳴き声が間近で聞こえる程に棲息していて、彼らの食害から樹木を守る為のネットが参道のあちこちにありました。


繁栄した日々は遠くなりましたが、古い町並みと良い時代の人情はそのままで、良い空気と水、海と山に囲まれ、神戸の街中から引っ越して良かったと深く感じています。
そして、もっと自然と人情が残った土地へと引越したら、僕はどうなるのだろう? と時々、思いを巡らせています。


でも、当分は、坂越を隅から隅まで、満喫します。
また、報告します。
来てください。



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