妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

「こんにちは」とATM / "Hello" and the ATM


僕は、引っ越して来たこの集落が好きです。
誰とでも「こんにちは」と挨拶が返ってくるのが好きです。
以前、住んでいた街では味わえなかった事です。

天然の良港に恵まれ、平安時代から交易の一大拠点として栄え、
全国から船や商人が集まったからでしょう。
“よそ者” の僕を、興味深く、優しく迎えてくれます。

元々、見知らぬ人と挨拶を交わすのが好きな僕は、
道で会う人、誰彼かまわず、笑顔で挨拶を楽しんでいます。
病気で弱っていた身体には、とても良い “薬” です。

そんな集落で、たった一台の ATM での出来事です。
この地区でも、海外から仕事で来日している人は多く、
その ATM は、都市部よりも英語をよく喋っています。


折角なので、最近は、僕も英語を使って操作しています。
最初は何と言っているのか分からなかったのですが、
最近は、少しずつ “会話” ができる様になりました。

そんなある日、年輩の女性がやって来ました。
僕が “英語” で会話をしている様子を見ていたので、
僕は確信しました。

きっと、彼女は僕の事を “異邦人” だと思っている筈だと。
だから、ATM が最後に「サンキュ」と喋った後、
思いっきり日本語で 「こんいちは、お先でした」と挨拶しました。

その時の、目を丸くして、僕を見つめた彼女の顔は忘れられません。
こんな風に、人々との挨拶や会話のある生活で、
以前よりも、少しずつ元気を取り戻しています。

 


I like this village where I moved. I like how everyone greets me back with a "hello."
This is something I never experienced in the town where I lived before.

This is probably because the village is blessed with a good natural harbor and has long flourished as a major trading hub, attracting ships and merchants from all over the country. Even though I'm a "stranger," they are interested and warmly welcome me.

I've always liked exchanging greetings with strangers, so I enjoy smiling and greeting everyone I meet on the street. It's a very good "medicine" for a body that has been weakened by illness.

This happened at the only ATM in this village. In this area, many people come to Japan from overseas for work, and the ATM speaks more English than in urban areas.

Since I have the opportunity, I've been using English to operate it recently. At first I didn't understand what they were saying, but recently I've been able to "converse" little by little.

One day, an elderly woman came by. As she had seen me conversing in "English",
I was convinced. She must have thought of me as a "foreigner". So after the ATM said "Thank you" at the end, I greeted her in perfect Japanese, saying "Hello."

I will never forget the look on her face as she looked at me with wide eyes. 
Living a life like this, where I can greet and converse with people,
I am slowly regaining my energy.




























 


ダンパーに惹かれて、マスタングGTD / Mustang GTD, Attracted by the Damper

 

source : Motor Trend 
 
フォードムスタングの話題ですが、特にこの車に興味があるのではなく、そのダンパーを含めたサスペンションの構成にとても興味が惹かれたので、ここに共有します。何しろ、高い性能を誇る マルチ マチック社製のダンパーが 本来の性能を充分に発揮できるよに、特別に設計された サスペンション用メンバー(フレーム)に装着されているからです。
 
I am not interested in the Ford Mustang in particular, but rather in its suspension configuration, including the dampers, which is why I am sharing it here. The suspension frame is specially designed to allow the high performance of the Multimatic dampers to fully demonstrate their true potential.
 


マルチ マチック 社製のダンパーは、特にモータースポーツの世界では圧倒的に高い信頼とシェアを誇っていて、F1 車両の多くや、日本の スーパーGT選手権の 500クラスでは全車が装備している事からも明らかです。


この ムスタング GTDは 限定生産・販売される車両で、フォード社のプレスティッヂを高める目的で、スパフランコルシャン サーキットでのタイムトライアル や グッドウッドのフェスティバルなどに参加するのが主目的で企画された、サーキット専用車の公道用モデルとして販売される様です。

サスペンション構成は、ホイールストロー駆に対してより多くのストロークを得て高精度なダンピングを発揮させる為と、メンバーの剛性を高める目的で、シングルシーターを始めとするレース車両で一般滝な、ダンパーを車体左右方向へ斜め方向に配置して、プッシュロッドを介したリンクを通じて作動させる方式を採っています。
 


また、電子制御でダンピングを ミリ秒単位でコントロールしているのは当然として、ロード用とトラック(サーキット)用の両方に対応する為、二つのレートが異なるスプリングを配置して、トラックでは 一方のスプリングをダンパー上で圧縮させて、スプリングレートを一気に高めると同時に 車高も下げるシステムが装着されている点です。これは マルチマチック社製の製品として今まで知られていなかったシステムですが、数年後には、マルチマチック社や他の有力なメーカーでも採用して市販するシステムになると 思われます。(特許の問題が鳴ければ)


話は一気に変わって、最近のオートバイのリアサスペンションで良く採用されている方式ですが、ダンパー・コイルユニットを 前方へ大きく傾けて配置して、リンクを介して作動させる方式も このムスタングが採用している方式と似ていて、特にオートバイの場合は ストロークに応じて機構的にプログレッシブにレートを高めていますが、実は、一定の効果はありますが、リンク部の設計や素材、そしてメインテナンスが影響して、却って動作が悪くなっている例を多く感じています。 僕のトライアンフもリンクを介していますが、実際には、リンク部に特別な処置やメインテナンスを重ねた状態でも、リンクを介していない ヤマハ R6.やFZ6系の方が スムーズな作動性と高い操縦性でとても気に入っていた程です。  
 .

【 Motor Trend 】

https://www.motortrend.com/features/2025-ford-mustang-gtd-trick-suspension-damper-window-design/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR2e5JCnhUQUMYQooKf8_psbL-cwQwVjI6cO4EZws-B2aoEVNgXnxxeM7WE_aem_AXrZpoJR-vAPr2ygin1sDmHTX7tL38ZSS5MUVVB5ptfI6o1mO5hyq97X4-1lkfP0j7dyekiBRsEEQPepZLA1BcCp




























オートバイショウと文化 / Motorcycle Show and Culture


source : Bike EXIF 


カナダのトロントで、6月7日から3日間、Moto Craft Show が開催されるに合わせて、そのショウでも展示される、世界的に有名な ビルダーたちが製作したカスタムバイクが紹介されています。

In conjunction with the Moto Craft Show being held in Toronto, Canada for three days from June 7th, custom bikes made by world-famous builders that will also be exhibited at the show are being introduced.

【 Moto Craft / Speed meets Art 】
https://thevintagent.com/2024/05/01/moto-craft-where-speed-meets-art/


このショウの共同プロモーターの Alex de Cartie 氏の言葉ですが、「この国でのオートバイショウの伝え方を再定義したい」「オートバイショウのシーンには文化が本当に欠けています。基本的に私達が持っているのはトレード(商売)ショウだけだからです。」と述べており、そういう意味で、ビルダー達が製作したカスタムバイクを「Speed meets art」と題してショウに組み込んだ狙いは良く理解できます。どの作品も とても手が込んでいて、市販車では決して味わえない上質な香りがします。


 日本でも、ショウはトレードショウのレベルに留まっている様に見受けられます。掲載したカスタムバイクでなくても、一台の市販車を、完全に分解して、一つひとつの部品の面とりなど細部を磨き込み、改めて精度高く組み上げた車両が高く評価される文化が欲しいものです。




































 

外国人就労者への自転車講習を / Bicycle Lessons for Foreign Workers!

 
via 神戸新聞 Kobe Shinbun newspaper
 

兵庫県、小野市で外国人技能実習生(今後は育成就労制度の対象の方)を対象に、自転車のルールを伝える教室が開催されたニュースです。各自治体でも、積極的に行なって、交通ルールを浸透させ、安全な交通社会をつくって欲しいものです。

It is in the news that a class was held in Ono City, Hyogo Prefecture to teach foreign technical trainees (those who will be subject to the development employment system in the future) the rules of bicycles. I hope that each local government will also actively hold such classes to spread awareness of traffic rules and create a safe traffic society.
 

https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/202405/0017706513.shtml


不足する労働人口を補いつつ、海外の方へ技能を伝える制度として始まった “技能実習制度” は、一定の効果を収めたものの、パワハラや給与未払いなど、人権無視が大きな問題となり、今後は「育成就労制度」となり、今まで以上に対象業種が広がり、更に安定した労働力として期待されていますし、自治体も彼らを支援する働きが今まで以上に求められています。


一方、自転車関連の事故は増加傾向にあると言われ、それに応じて、ヘルメットの着用努力義務や歩道ではなく車道通行の励行など、法律も毎年の様に追加されています。従って、現在の法律に対応した講習は日本人の多くの人に必要ですが、特に、日本語によるコミュニケーションが不足する来日 1~2年目の人達には、実際に学んでもらう機会は大変に大切です。私も、何等かの支援がしたいと考えております。





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BMW コンセプトモデル「R20 Concept」に想う / Thoughts on BMW "R20 Concept"


BMW の 水平対向2気筒エンジン搭載、Rシリーズのコンセプトモデル ” R20 Concept” が発表されています。 
BMW's R series concept model ``R20 Concept'' equipped with a horizontally opposed two-cylinder engine has been announced. 

https://www.bmw-motorrad.jp/ja/experience/news-gallery/r20concept.html


古くは、1920年代に誕生した Rシリーズ。途中、1970年代、欧州で勢いを増す日本車に対抗して、直列3気筒・4気筒エンジン搭載の Kシリーズの登場させた時期には新型車の発表は無くなりましたが、1980年代中盤、その独特なエンジンフィーリングを愛する人々の要望で復活して、1990年代、4バルブ化して、1100㏄ の R1100 から R1150、R1200 と排気量をアップさせながらシリーズを発展させ、急に、このコンセプトモデルでは 2000㏄ を提案しています。
 

 
R100シリーズが発売された 1970年代は、1000㏄ の排気量は量産市販車の中で最大排気量で充分な能力を示しましたたが、50年が過ぎ、2000㏄ の提案を行なったという事は、地球環境対策が厳しく、Co2削減、ガソリン車廃止が叫ばれる中、どういう読みがあるのか興味が尽きません。
 


そして、僕の最大のチェックポイントは 前後タイヤのサイズです。後輪は 200/55-17 インチ で最大級ですが、フロントは 120/70-17 インチで一般の 500㏄ クラスと同じサイズです。この様に、他の大排気量車でもフロントタイヤのサイズが 120サイズ止まりになっている現象は、テレスコピック形式のフロントフォークの持つ欠点だと僕は理解しています。その素直な操縦性が特徴のテレスコピック形式は、同時に、その構造とメカニズムの為に限界に来ている事を示しています。そして、その限界を高める為に BMWが 改良したテレスコピック形式である「テレレバー」をこのモデルには採用していない事も象徴的です。
 

 
レース界の動向を見ても、当分はテレスコピック形式が主流に進むと思いますが、いつか、フロントにもホイールインモーターを採用した 2駆電動オートバイが登場する頃には、新しいフロントサスペンションも登場すると期待しています。 
 
                  *************

The biggest point for me to check is the size of the front and rear tires. The rear tire is 200/55-17 inch, which is one of the largest, but the front tire is 120/70-17 inch, which is the same size as the general 500㏄ class tires. I understand that this is a disadvantage of the telescopic front fork, which is the reason why other large-displacement vehicles also have front tires in the 120 size. The telescopic type, which is characterized by its straightforward maneuverability, is at the same time reaching its limits due to its structure and mechanism. It is also symbolic that this model does not use the “telelever”, the telescopic form that BMW has improved in order to increase its limits.

 
Looking at the trend in the racing world, I think that the telescopic type will become the mainstream for the time being. However, I expect that someday, when 2-wheel-drive electric motorcycles with wheel-in motors will be available, a new front suspension will be introduced. 





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今も彼一人、鳴いています / He is crying alone


僕の家に、彼女を探して新居を作った彼
けれど、完成した新居をスズメ達に壊され、
彼女は去ってしまって 9日が経ちました

In my house, a male built a new house in search of his girlfriend.
But the sparrows destroyed his new house,
She's been gone for nine days now.

でも、それから彼は鳴き続けています
「ここで、巣をつくろうよ!」と
今も、アプローチを続けています

But since then, he's been singing.
“Let's build a nest here!” “Let's build a nest here!
He's still making his approach.


    ******

コシアカツバメは渡り鳥です。
南の越冬地から日本へと渡って、子供つくりをします。
最初にやって来るのはオスで、適した場所を確保します。
遅れてやって来るメスは、新居作りに適した場所を探して、
不動産管理しているオス達を、次から次へと訪ねます。

場所が気に入らなかったり、オスが気に入らなかったら
当然ですが、去って行きます。
そして、残されたオスは、鳴き続けます。

もうすぐ梅雨の季節となります。
卵を産んでからヒナが誕生するのに約 2週間
ヒナが巣立つまで成長するのに約 3週間
巣立ちを夏までに終わらせるには、
巣の修復を考えると、日数はあまり残っていません。

ツバメの平均寿命は 1年半ほど言われています。
ですから、渡りと巣作り、育児は一生の大仕事です。
僕の家を選んだ彼とは、あと何回会えるか分かりませんが、
頑張っている彼を応援しています。



























 

 

一人待つ彼 / He waits alone

  
スズメに新居が壊されて三日目

彼女が居なくなって二日目

今日も、彼は一人で待っています

言葉数も少なくなりました

僕も、言葉がありません

でも、良い日は必ずやって来ると信じています

 



Three days since the sparrows destroyed their new home.

Two days since she disappeared

Today, he waits alone too

There are fewer words

I also have no words to say

But I believe that a better day will come