400㏄ 車での事故が相次ぎ、「オートバイをやめるか? やめないか?」で悩んだ結果、購入した初の大型車でした。
1980年代半ば、エンジンヤタイヤ、サスペンションの技術革新が一気に進み、各社が新機構満載の車両を次々と発売していた時代、ヤマハらしく洗練された完成度の高い車両でした。
ただ、エンジンは好きでしたが、カラーリングは最低だったので、納車日に即分解を始め、タンクからシートカウル、ホイールにフロントフォークなど、殆どの外装を外しての塗装作業の日々が続きました。
それと同時に、二灯式ヘッドライトに 120/90W・ハイワッテージH4バルブ(黄色)を入れ、リレーを新設してバッテリーから直接に電気を供給させ、しかも 二灯同時点灯方式からモード切替で一灯点灯を選択できる回路を新設タッチパネル式スイッチで構成するなど、走らせる前から初めての試みの加工満載を施したのです。
そうして、一度も走らせず出来上がった自分だけの FZ750は、お気に入りの一台になったのです。
走らせてみれば高い操縦性と高速安定性を備えた良い車両でしたが、それ以上にタイヤを始めとする技術革新の速度は速く、やがて時代の波の中へと沈んでいきました。
【 昔乗っていた車両 】ヤマハ FZ750
http://gra-npo.org/policy/yokai_column/vehicle_used_to_ride/5_FZ750.html