妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

振り返って、腹立つコト

これからの活動を模索する目的もあって、活動を記録した資料や映像などを保管&公開するアーカイブ化を進めているが、そうすると嫌でも過去を振り返る事になり、何故か腹が立っている自分が居る。

30年以上に亘り、数多くのライダー達と出会ってきたが、その一人ひとりを思い出す度、時々考えてしまう。

「 結局、彼は速くなりたかっただけだなぁ 」
「 その人は、楽をする事に一生懸命だったなぁ 」
「 なぜ、あんな陰口が言えるのだろうか 」


この活動を通じて、ライダーの責任や自覚を促して、“ ジムカーナ文化 ” を創造したかっただけだから、色々なイベントを全国各地で開催したけど、僕自身は一切利益を得られないシステムを通していた。
だから、僕より上手に走れる人が増えるのはよいけど、このGRAの活動を積極的に担ったり、似た様な組織を立ち上げて活躍した人は居ただろうか。
    
この組織と活動を企画して運営したのは僕自身だ。
だから、当然、その結果や責任は基本的に僕自身が負うべきなので、そんな結果を生み出した自分自身に一番腹が立っている。
   
GRAの活動を通じて、多くの人達がオートバイを操る楽しみを深めた事はほぼ間違いないだろう。
しかし、その楽しみや楽しむ場所を守り育てる事に身を粉にした人は何人居ただろうか。
せめて、運営の為にイベント当日以外の日に時間を割いてくれた人達へ意識を向けてくれた人は何人居ただろうか。
  
法人名と目標から「 ジムカーナ 」の文字を外し、速く走る事だけに意識が向かない様に修正したけど、 結局、利用するだけの人が居る事は間違いない。
そして、活動の目標や履歴を省みずに、希望や提案、意見を出す人は居なくならないだろう。
いや、Webサイトを通じた発信活動が広まれば広まる程に、無理解の提案や 感想レベルの発言を意見と言う人、そして中傷や非難する人は増えるだろう。
   
きっと、自分自身に腹を立てている場合ではないだろう。
もっと、肝を据えて歩んでいくしかない事だ。
それが、自分自身を成長させる体験であり薬になると信じるしかない。