妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

大阪市中央公会堂からの帰り道でのアンモラル

大阪市中央公会堂

月に一回のペースで開催しているイベント・『 話すオートバイ講座 』の為、先日(10/13)大阪市中央公会堂へ行ってきた。

この大阪市中央公会堂は、ご存知の人も多いと思うけど、100年以上前に造られたネオルネッサンス様式の建物で、美しい外観や内部意匠、歴史的重要性から国の重要文化財に指定されている建物だ。
ただ、重要文化財といっても市民利用に開かれた運用されていて、講演や集会、会議など用に活用され、最近ではブライダル用途によく利用されている。

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『 帰り道でのアンモラル 』

イベント終了後、夜、帰り道で出会ったアンモラルを紹介する。

大阪市中央公会堂を出た直後、建物に面した歩道(公道)の上、幅3m弱の歩道の上に 3トンワイドボディのアルミバン(トラック)が駐車していた。
歩道の殆どを塞ぐ様に停められていたトラックは ブライダル業者が器材の搬出用に使っている様で、黒いスーツで身を固めた若者達が忙しそうに積み込みをしていたが、これはダメでしょう。
歩道に残されたスペースは 90㎝も無く、車椅子の人が通行できない。
その上、歩道に残されたスペースさえ塞ぐ様に、黒いパンツスーツを着た20代半ばの女性が機材積み込み指示の為か、歩く人の存在を無視する様に背を向けて立っていた。
 

『 その女性の言葉 』

そのトラックの停め方と搬出指定場所以外での作業により、多くの人に不利益を与えているので無視はできない。 早速、歩道を塞いでいる女性に、「 歩道にこんな停め方していると迷惑だよ 」と声を掛けた。

すると女性、残り少なくなった歩道上で身体を半身に回転させて言った。
「 さあ、通って 」と。

信じられない。
道路交通法違反行為によって他者に迷惑を掛け続けている事を省みず、文句を言った者(文句ではないが)だけに対処するなんて。
そこで、改めて違法と迷惑行為を指摘すると、アンモラルを上塗りする言葉を返してきた。
「 使用許可は取っていますので 」と。

救いがたい人だ。
使用許可の条件や 許可された場合に行なうべき要件には明らかに反している。
「 下手な嘘をつくなよ 」と諭すと、その女性、そっぽを向いて離れて行った。
近くて搬出作業をしていた2~3名の黒スーツ姿の男性から 「 どうもすみません 」と謝られたが、トラックはそのまま、作業は続いている。

少なくとも法人名義で仕事をする限りは、社会的な責任を十分に配慮しなくてはならない。
しかもブライダル業ならば、晴れの日を汚し新郎新婦の信任を裏切る行為をするべきではないし、施設側の指示にも背いて同施設への信頼も汚す行為をしてはならないだろう。

 

大阪市注公会堂側の対応 』

最初は半分あきらめで帰路についたが、やはり放っておけないと考え、大阪市中央公会堂へと引き返した。せめて、そのブライダル業者名を聞き出し、業者の管理責任者に直接注意を促すためだ。

最初に窓口で対応してくれた女性は思慮に欠ける対応だった。
「 個人情報なのでお教えする事はできません 」

どういう状況で窓口に来ているのかを確認せず、ただ面倒なのか。勤務している施設の信頼に関わる用件なのに哀しいね。それに言葉の勉強が必要だ。個人情報保護法の対象となる案件ではない。
それでも彼女は少し賢かった。重ねて用件を伝えると、年配の男性を呼び出してくれた。

現れた男性は用件を聞くと、直ぐに現場の歩道へと行き、担当者への聞き取りと指示を行なってくれたようだ。
彼は管理事務所に戻り次第、「 業者の担当者には直ぐに移動する様に指示をしたので、間もなく移動すると思います 」と回答をしてくれた。

聡明で迅速な彼ならば、同施設の利用者だけでなく、歩道利用者に迷惑を与える行為を排除してくれるだろうし、迷惑を省みない者の施設利用にも制御してくれるだろう。
何しろ重要文化財の管理委託をされている会社の責任者であれば、設備の管理だけでなく、施設の名誉と信頼を守るのも仕事だからだ。

期待していますよ。