妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

最後の春

    
暖かい春の午後、彼は近所の公園にいた。
でも、陽射しを避けて日陰にいた。
まるで、身を隠しているようだった。
   
見れば、口を2秒間隔で異様に大きく開けている。
それも、すっかり地べたに座り込んだままでだ。
とても、身体の調子が良くないようだ。
    
きっと、彼は来年の春を迎えられないのだろう。
でも、身だしなみはしっかりとしている。
肌艶も決して悪くはない。

僕は、彼のように野で生きる者達に憧れている。
媚びず、気丈に最後の時まで凛と生きるからだ。
そんな生き方に、少しは近づきたい。


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豚のトロフィー

   
昔、東京都の警視庁のコースで、総合優勝( ベストラップ )を獲得した時に貰ったトロフィーです。
  
4年間にわたって 6回連続でこのトロフィーを受賞しましたが、大き過ぎて、持ち運びや保管に少し悩んだ思い出があります。
ちなみに、頂上部にあるシンボルは豚です。

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日本の桜

   
『 桜 』

もちろん! 好きな樹木の一つです。
しかし、年に一度だけ花びらを見て終わり、では違うと思います。
   
開花は遺伝子に組み込まれた一つのサイクルに過ぎません。
365日の間、ひたすら成長を続けている姿を愛でる心が欠けているように
思えて仕方ありません。
   
生まれたての若木だった頃とは違って、肌は荒れ、所々はあばたになり、
時には傷付きながら生きているのです。
花咲く時だけ賛美して、花が散ると振り返りもしないなんて、
やはり少し違うと思います。

 

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染井吉野

もちろん!一番身近な桜・染井吉野は好きです。
しかし、染井吉野を桜の模範であり基準として捉えている風潮には
違和感を感じます。
    
日本には、昔から数多くの種類の桜が自生しています。
品種と地域を選べば、1月から12月までの間、ほぼ一年中に亘って
桜の花を鑑賞ができる国です。

けれど、染井吉野という遺伝子が全く同じのクローンだけの並木を
観て賛美する姿には違和感もあります。
春の季語にもなっていない桜を、春の風物詩の様に扱う姿は、
条件にも無いリクルートスーツを着て就職活動をする学生の姿同様、
少し違和感を感じます。
 


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“検索” 嫌になる / Not bound by SEO measures

      
タブレット端末やパソコンで検索をしない日はない。
きっと、これからも当分、何かある度に、毎日の様にするだろう。
でも、時々、検索が嫌になる。

 

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『 邪魔する存在 』

検索するワードや用途に合わせて、検索をする技術はそれなりに工夫している。
目的としている情報に出会う為に、最も最適だと思う「検索ワード」を考えている。
半角スペースを空けたり “+” を入れる「 AND検索 」を一番使うけど、不要な情報を省く「 NOT 検索 」やキーワードを絞った「 フレーズ検索 」も時には使っている。
それでも最適な情報に出会えない時には英語だけで検索もしている。

でも、特に最近は邪魔な存在が増えて、出会いのチャンスが減っている気がするのだ。

 

人気一番?、お金一番? 』

チャンスが減った一番の原因は、人気取り・閲覧回数稼ぎのページが増えてしまったからだと思う。
誰だってインターネット上に掲載・アップロードをしたページは見て欲しいものだし、「いいね」はたくさん欲しいし、「フォロー」が欲しい人情も理解できる。が、閲覧された回数でお金が稼げる方法・アフリエイトが一般的になってからは、閲覧回数を稼ぐ目的に偏ったページや記事が増え過ぎてしまったから大変だ。

Google などの検索(エンジン)で一番最初のページに表示される様に工夫したり、ページ内容とは関係が無い言葉で検索しても表示される様にしたり、記事を何ページにも無駄に分けて閲覧数を稼ぐページが増えてしまって時間が無駄が増えて来ている。

 

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SEO対策 』

そんな風に 検索でより多くの閲覧数を稼ぐ為の手法が SEO検索エンジン対策)で、20年以上前から、閲覧数を稼ぐ欲ににまみれた者達は SEO対策を学び磨き続けてきた。
当然、Google など検索エンジンを提供している会社は最適な検索結果を提供したいので、無駄に閲覧数を稼ぐだけのページは最初のページに表示されない様に検索エンジンの改良を続けている。

一方、ページに広告を表示させる事で広告収入を得ている個人や会社も工夫をする。改良が続けられる検索エンジン用の対策を施したり、その対策ノウハウを商売にしているのだ。

 

『 心を込めて、正確・丁寧に 』

つまり、どんなに検索方法で工夫をしても、広告収入を上手に稼いでいるページが最初のページに表示されやすい。
Webサイトページや 各種の SNS で莫大なお金を稼ぐシステムはこれからも浸透するだろうから、検索方法を更に工夫しても、人気取りやお金儲け・広告ばかりの雑魚ページに出会う確率は今後更に高くなるのは間違いないだろう。

だから、僕は Webサイトページやブログページ、各種 SNS サイトを利用して発信する際には、「心を込めて、正確・丁寧に、高度な内容を、分かりやすく」発信する事に決めている。
僕と同じ様に今の状況に不満を感じている人は多く居る筈だし、僕と同じ様に良質な情報や記事を掲載したサイトページは信頼して大切にしてくれるからだ。

 

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もちろん、最小限のSEO対策は続けていく。



No matter how much you try to search, pages that are making good money in advertising are easily displayed on the first page.
Since the system of making huge amounts of money through website pages and various SNSs will continue to permeate, there is no doubt that the probability of encountering websites for popularity or profit will increase even more in the future.

Therefore, when I use websites, blog pages, and various SNS sites to send messages, I decide to send them "with all my heart, accurately, politely, and in an easy-to-understand manner."
I'm sure there are many people who feel dissatisfied with the current situation, and like me, they trust and cherish websites with high-quality information and articles.

 

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妖怪の『昔 乗っていた車両』ホンダ・ブロス 編

      
昔 乗っていた車両(オートバイ)を紹介しています。

https://gra-npo.org/policy/yokai_column/vehicle_used_to_ride/7_BROSS.html

    

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当初は全く関心が無かった車両で、実際に一般路上でさえ殆ど見かけない程に不人気車だったのですが(そう思う)、友人が乗っていたスパーダとアフリカツインに試乗して、そのあまりもの乗り易さとトラクション感に感動して、その両車の中間を狙って実車を観る事もなく購入したのがブロス君です。


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購入して乗ってみて、設計企画がスポーツ走行とは程遠い事に気付きましたが、優れたエンジニア設計の部品とタイヤ変革期の時期に恵まれて、直ぐに無敵の車両に生まれ変わってくれました。

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しかし、急速に進化を続けるタイヤ設計思想と設計年次の古い車両との性格の不一致が大きくなり、8年間の蜜月期間を終える事になり、次の車両の選定の道を選びました。

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ただ、その後の経験から、ブロス君は同年代に開発がされていたNSR250RとVFR750R(RC30)の部品とノウハウが注ぎ込まれた稀有な存在で、1980年代までが真の意味で工業製品が丁寧に造られていた事を学んだのでした。


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https://gra-npo.org/policy/yokai_column/vehicle_used_to_ride/7_BROSS.html


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ネガフィルムから浮かぶ想い

      
今日は日曜日、
ガレージに行って、少し走る予定だったが、
バイオリズムか、体調がすっきりしない。
  
そこで、TVを観ながら相撲観戦した。
でも、家に居ると落ち着かない。
仕事をしなくては! と 仕事場が呼びに来る。
  
だから、普段は中々進まない、フィルム仕事をした。
フィルムをスキャン、ディジタルデータに落とす仕事だ。
でも、1枚 30秒近くかかるから、結構、時間が必要だ。

時々は時間を割いて進めてきたが、量が多過ぎる。
1991年の設立当初当時から、数多く開催したイベント、
どのフィルムも簡単には捨てられない。


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フィルムから抜け出た画像を見れば、想いが浮かぶ。
懐かしい想いや、少し苦い想いもある。
楽しい想いだけでないのは、開催責任者の宿命か。
   
オートバイは楽しい乗り物だと思う。
知れば知るほど、感じれば感じるほどに、
豊かな楽曲を奏でられる精緻な楽器にさえ思える。
   
そんな楽しさを多くの人に知ってもらう為に始めた活動。
多くの人が奏でて、より情緒豊かな合奏が出来れば良い。
でも、人に対しての尊厳が足りなければ曲にならない。
   
オートバイは楽しい乗り物、でも娯楽に済ませたくない。
ただの娯楽や仲間遊びの道具だけになってしまったら、
ただの走り屋さんと、社会的には変わらないでしょ。

フィルムのデータ化は、時代に埋もれさせない為の仕事。
この活動に携わった人々の存在と尊厳を記録する仕事。
そして、明日へ進むための後片付けに似てる。



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妖怪・小林、雨の中、歌うような走り 1995年5月14日 / YOKAI sing in the rain, May 14, 1995

  
妖怪・小林、ウエットコンディションの中、素早いバンクの切り返しとフロントブレーキ、そしてリアスライドを合せたスムーズなライディングで、まるで歌を唄っている様な走りで驚きのタイムを出しています。

Even in wet conditions, YOKAI・Kobayashi is scoring a surprising time while running like singing a song with a smooth riding that combines a quick lean change, front brake, and rear slide.





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