妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

妖怪日記 「 生存権 と 著作権 」

 
生存権」と「著作権」は、とても良く似ていると思う。
きっと、根っこは全く同じだろう。
  
生存権」とは、人は誰も、他者の心身に対して損害を与えたり、自由や命を奪ってはいけないという、当たり前の事。「著作権」とは、人は誰も、他者の創作物、著作物の権利を無視し、それを奪ってはいけないという事を示している。
  
どちらも、他者の “尊厳” や “尊敬” を無視した、インモラルな行為だ。
どちらも、人は話題にするだけで、実際の行動では無視、無法状態に近い。

例えば、他者の健康を損なう喫煙、飲酒の強要、悪口やいじめ、誹謗中傷。
そして、文章や画像、動画など著作物の盗用、無断の転用だ。
 
実際、それらは、身の周りに溢れ過ぎている。
が、それを理由に他者の尊厳を踏みにじり、奪ってよい根拠にする人を、僕は全く尊敬できない。
  
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  【 他・コラム一覧 】

http://gra-npo.org/policy/yokai_column/list_youkai_column.html

 


Right of Life and Copyright


I think "right of life" and "copyright" are very similar.
I'm sure the roots are exactly the same.

The right to life is the natural thing that no one should damage the mind and body of others, or take freedom or life.
"Copyright" means that no one should ignore the rights of other people's creations and works and deprive them of them.

Both are immoral acts that ignore the “dignity” and “respect” of others.
In both cases, people just talk about them, ignore them in actual behavior, and are close to lawlessness.

For example, smoking that impairs the health of others, extortion of drinking, abuse, bullying, slander.
And the theft of copyrighted works, such as text, images, and videos, without permission.

In fact, they are too full of people around them.
But I can't respect anyone  who tramples on the dignity of others because of it, and uses it as a basis for taking it away.

 

 

 

妖怪日記 「 粘菌になりたい 」

  
粘菌、英語で書けば Slime Mold、いわゆる スライム。
単細胞生物で、脳組織は無いものの、単純なルールに従って、複雑な変形を繰り返し、効率の良い結果を導き出す生物。

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そして、環境が変化すると、子実体という組織を作り出し、胞子によって別な繁殖地を目指す。

僕は人間。
粘菌にはなれないけど、そんな生き方に憧れる。
 
 
 
 

今日の買い物、 12月 7日

 

白菜、近所の八百屋さんの店頭に行けば、
既に、1/4 カットの棚は売り切れ状態。

諦めきれず、店内をウロチョロしていると、
「 いらっしゃい ! 」
奥から出てきた、ご主人に声かけられた。

「 一玉、ありませんか?」と尋ねれば、
「 あるよ!」の返事が返ってきた。

値段訊かず、ラップも袋も断って、
そのまま、持ち帰った。

 

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さあ、季節は冬、
楽しく過ごせますように。
 
 
 
 

妖怪ガレージ日誌 『 リアサスペンション ユニットの取り外し 』

    長く悩まされ続けていた トラ君( トライアンフ )のフロントサスペンション
    だったけど、そのセット方向に光明が見える様になったら、急に リアサスペン
    ション の気弱さが気になるようになってきた。

    そこで、リアサスペンション の スプリング の交換を決意して、ユニットを
    取り外した。
 

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『 サスペンションの “肝” は スプリング 』

サスペンションについての誤解や都市伝説は雨あられ、星の数より多いけど、一番大切なのはスプリングだ。 決して、ダンパー調整のクリック数ではない!(何クリックあっても最適なのは一つだけ)。まして、スプリングの色でも、油圧式のリモート・プリロードアジャスターの有無でもない。(以前、アジャスターからオイルが漏れて酷い目にも遭った)
 
スプリングこそが、サスペンションにとって一番大切な “衝撃緩衝装置” (英訳は Shock Absorber)で、古くから馬車で採用されていた。
それと較べると、ダンパーなどはつい最近になってからの新米者で、スプリングの働きを補う役割でしかない。
   

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サスペンションを人間に例えるならば、スプリング は「性格」で、ダンパーは「化粧」や「ヘアメイク」程度だ。化粧やヘアメイクは見た目を決めるけど、性格(スプリング)は変えられない。 まして、オートバイの場合、ライダーの体重の違いによって操縦性や安定性への影響が大きいので、楽しく安全なライディングを求めるなら、ライダーの体重や目的に合わせてスプリングを変更するべきなのである。


  
  
 
『 トラ君のスプリング 』

話をトラ君に戻そう。
トラ君のリアサスペンユニット を社外製品へ交換を検討した時、一つ解決すべき事があった。 それは、スプリングレートが異様に高くて、市街地で安心して使えないほどの製品しか無かったからだ。
というのも、メーカーが「装着可能」として販売している ユニットは、トラ君の兄弟車種・デイトナ675 というレーサーレプリカ車用で、装着されている スプリングのレートは 675 LBS/inch (ポンド/インチ)だ。
  
実際、デイトナ675 も所有しているから、その 鬼の様に高いレートで市街地を走る恐怖は体験済み。 何故なら、ほぼ同じフレームとエンジンを持つ トラ君の そのレートは 約 510 LBS/inch (ポンド/インチ)で安心して市街地を走れるもので、デイトナ675のそれは、恐らくサーキット走行を楽しむユーザーに特化した仕様だ。
その為、社外製ユニットへ交換する際には、最初に スプリングレートを指定して、そのレートに合わせて ダンパー内部の仕様変更も一緒に依頼する必要があった。( 発注時なら、仕様変更は無償で、スプリングは要交渉 )
   
で、最近までは、525 LBS/inch のレートのスプリングを使用していたけど、先に書いた様に、リアサスペンション に “覇気” を与えたくて、レートが 575 LBS/inch のスプリングへと交換を決めたのだ。
なにしろ、オートバイの動きを最初に決めるのは リア だから、リアサスペンション にも きりっとして欲しいのだ。
 

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【 妖怪ガレージ 日誌】より

http://gra-npo.org/policy/yokai_column/list_youkai_column.html#garage

 
 
 
 

妖怪 ・ トラ君 日誌 (12月2日)

      

『 イベントの翌日に 』

昨日(12月1日)のイベントで、基本練習パターン、走ってみたところ、11月3日の時より、操縦性が良くなったし、タイヤの磨耗痕も良い兆候へ変わってきたので、その感触を覚えている間に、昨日のストレス取ってやると同時に、次の修正変更中。
      
11月の時に見えて来た方向性で、昨日のイベント迄の間に色々と調整を重ね、フロントは フォーク突き出しを 1mm 減らし、フォークオイル は 5 cc を 2度抜き、プリロードは 0、2 kgf 増やして、リアは スプリングレート を 525 から 575 LBS/inch へ変更した。
  
そして、今回は、昨日の感触から、フォークオイル を 5cc 抜いて、フォーク突き出しを 1mm 減らして、プリロードは バランス取るために微調整の予定。
   
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さあ、試乗も、ちょっとしなくっちゃ。

 

 

『 試乗・その1、結果は 』

試乗の結果、ウン! まるで上手になった気にさせてくれるほど、ステップでのハンドリングコントロールが簡単になる。 きっと、F が 1mm アップで、トレール支配が強く出て来たのだろう。
  
やっと見えてきたけど、いつもバランス領域に入ると、僅かな調整で世界が変わる。 それと、ガレージでて、一般道走り始めた時、フロントの剛性感、コツコツ感出ていたので、下ヨークのボルト、トルク再管理する必要がありそうだ。
この際、 20 Nm を 19:5 Nm に変更して、さあ、 また試乗だ。

 


『 試乗・その2、結果は 』

試乗終了! ハイ、こちらの方向性で、この辺りの設定でバランス点にはいりそう。
余分なコツコツ、剛性感は角を丸めてくれて、必要なインフォメーションが分かりやすくなりました。
   
残すは、昼間の試乗確認。 きっと、あと、3 ~ 5 cc フォークオイル抜く道がありそうですね。
   
 
   
『 11月 3日 から 12月 2日、主な調整記録 』

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妖怪・トラ君 日誌 (12月 1日)

 
       トラ君 (トライアンフ)との距離感をずっと感じていて、
       それを縮めて、もっと良い仲になりたくて努力している事の報告
       今回は、11月のイベントで感じた手応えを元に、少しずつ
       調整を加えていった記録です ♪


『 11月3日・フロントの課題 』

11月3日、イベントでのチェック走行で感じた感触は、ノーブレーキで行なう基本練習パターンでは良好なバランスを見せていた F サスペンションだが、前後ブレーキを使い、速度レンジを上げた走行練習パターンでは Fの挙動に難がある事が確認できた。

その難とは、中速度域のターンでバンクさせている時、Fブレーキを使った Fタイヤの向き変えコントロールが難しく、ただ速度を失っている事だった。
実際、走行後の Fタイヤの摩耗痕のチェックでも、そのバンク域での摩耗痕は “どちらつかず” 不安定なパターンの摩耗痕で、駆動力は掛からない Fタイヤ ではあって欲しくないパターンだった。
  

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その為、それまで徐々に良くなっていた F周りの修正は、基本練習パターンを超えて、より実走行に近いパターンでのコントロール性を高めていくステージへと移れる事になったので、12月のイベント迄の間に幾つかの修正を重ねた。
  
 
『 11月3日・リア の課題 』

それまでの ノーブレーキ・基本練習パターン でのバランス取りの段階では見えなかったが、前後ブレーキを使った、練習走行パターンになると、Rからのバンクコントロールが曖昧な点と、R周りの余分な挙動がFの動きに影響している様子が垣間見えた。
その為、Rスプリングを 2段階高いレートへ、525 LBS/inch から 575 LBS/inch へ変更し、同時に Rサスペンション周りの整備、アライメント取りを行なった。

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【 タイヤから診る、ライディング 】より
http://gra-npo.org/lecture/ride/tire%20diagnosis/img_Tire%20diagnosis.html





『 12月1日・走行結果 』

フロントは、かなりバンクコントロールが容易になり、同時に 最大バンク時の接地安定性、方向安定性共に高くなる。
実際、F 摩耗痕を確認しても、以前は どちらつかず の様子の摩耗痕だった領域が、旋回方向の力による摩耗痕、つまり タイヤの向きに平行な摩耗痕を残していた。
    
後は、トレッド端部の摩耗痕からも判るように、最大バンク時のコントロール性をもっと明確にする必要がある。
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一方、リアは、Rスプリング変更が効果を発揮したのか、11月時とは明らかに異なる摩耗痕になった。
トレッド外側からトレッド端部まで、タイヤの向きと平行な摩耗痕は無く、端部は 80度近い摩耗痕が残るなど、かなり有効な使い方が出来ている事は明確で、当面はこの仕様で行ける見込みがつく。
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3 週間ぶりのオートバイ

   
明後日はイベント開催だから、
寒いと言って、籠っていられない。
  
恐る恐る、乗ってみると、久し振り!
オートバイの動きと感覚の間にズレがある。
   
でも、少し クルリ と 回ってみる、
少しずつ間隔は(全然 完璧ではないが) 戻ってきた。
   
簡単な事しかしていないのに、
「 オートバイって楽しいし、健康に効く 」
 
明日も、眠い目をこすりながら、
幸せを感じようか。