妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

新型コロナウイルス 国別人口当たり感染者割合、致死率 一覧

   
感染者の人数だけではなく、国別に単位人口当たりの感染者割合や致死率も一緒に比較する表を 3月26日時点の資料で作成しました。
 

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現在の感染拡大が進めば今週末にはイタリアと米国は感染した人数で中国を超え、イタリアは医療現場の実情を示す様に致死率が高まり続けています。
 
また、他の高い致死率を示す国々でも医療現場に様々な困難を抱えている事が推測できます。日本が出来る事を考えましょう。
 
  
  
  

新型コロナウイルス 国別 ・ 感染者割合一覧


新型コロナウイルスの報道では、感染者の人数だけが話題を先行していますが、実際には国別に単位人口当たりの感染者割合を確認する事が大切と考え、3月16日時点の資料で作成しました。

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例えば、中国は 1億人当たり 5,970人ですが、イタリアは 49,000人を超えて深刻さが一目瞭然ですし、意外と北欧の国々も深刻な状況である事が表から読み取れます。
 
 
  

新型コロナウイルス禍

 
今、世界が大きな影響を受けている。
きっと、世界規模から言えば、世界大戦に次ぐ影響を残し、多くの人々の人生にも変化を残すだろう。
    
今、その歴史の間只中に居ると思うと、何故か居ても立っても居られない気持ちで、他の事に集中したくても出来ない状況だ。きっと、多くの人の心中も同じだろう。
  
暫くは座して待つしかないが、折を見て、この歴史的な波を見極めて、自身の人生設計を組み立てていきたい.

   
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下見ツーリング と Z900RS

 
『 物件確認 』
     
不動産業者の人に引っ越し先候補を依頼していたところ、新しく一軒の “店舗付き住宅” を紹介してもらえた。
1階が店舗で 2階が二間の 住居スペースで、家賃は 5万4千円。 場所は 明石市内だけど、現在の神戸市内の 住居 + ガレージ の家賃と較べると破格、1/3 程度に抑えられる。
     
とは言っても、僕は住宅そのもの以上に住宅環境に拘っている。周囲に住んでいる人達や両隣に住んでいる人達の雰囲気が悪ければ、物件が良くても触手は動かないのだ。
だから、4日前に、物件のある場所まで行って確認してみれば、静かで落ち着いた街並みで、まるで芦屋の中腹(山の手でなく)の雰囲気だ、(ローカルな表現、ごめんなさい)
   
そこで、不動屋さんに「ぜひ内覧を」と依頼したら、直ぐに内部確認が実現した。

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物件は実際に見てみないと分からない事は多い。
元・美容室だったのは Google ストリートビューで確認済みだけど、床もきれいに整えてあって問題は無し。
しかし、入り口が狭い。実寸で 680 mm 程度しかないから、オートバイを出し入れする時にはちょっと工夫が必要だ。


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店舗スペースは 約 6坪、現在のガレージが 7坪だから ちょっと狭くなる。住居スペースは実質さほど変わらないから問題無し。
それに、神戸市内だと考えられない事だが、この家賃で駐車場が 1台分、露天だけどアスファルト舗装の駐車場だ。 それだけ車は生活の必需品の地区という事だろう。

  
帰り道、色々と考えて、ガレージに戻ってから気が付いた事があった。ジャイロUP が入らない。
近所移動用に使っている ジャイロUP・三輪車 の荷台幅が 685 mm、きっと無理。
  

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『 Z900RS 』
      
明石市川崎重工業(株) のお膝元だからか、カワサキ車を扱っているお店が多い。 特に、販売店と顧客の取り込み戦略で生まれている カワサキプラザ店が目立っている。
そこで、折角なの、近くにあった カワサキプラザ店で車両見学に行ってきた。「まるで ・・・ レクサス店?」これが第一印象。
    
そして、一番目立つ所に展示してあったのが Z900RS だった。色々なメディアニュースで知っていたけど、販売好調なのだろう、少しずつバリエーションを追加して購入動機を高めている車両だ。
黒服の店内営業担当の人にお願いして、じっくりと観察させてもらったけど、悪くない印象だ。
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特に気に入った点は フレームで、ネック(ステム)からスインアーム ピボットへと向かうパイプの取り回しが面白い。タンクレール部からピボット受け部へと斜めに繋がるパイプ周りに工夫の跡がたくさん見える。
タンクレールから斜めに下がっているパイプはエンジンをかわす様に弧を描き、接続した場所がこのフレームの勘所。車体左右を走るフレームを繋ぐ太目のパイプが入っていて、そこにリアサスペンションユニットからの荷重をしっかりと受け持たせていて、これは MT-09 の設計思想と異なり信頼できそう。
そのサスペンションユニットへの入力は、スイングアーム側から一見複雑なリンクを介しているけど、リンク同士が成す角度は ほぼ90度で無理なくリニアな作動を狙っていて、リンクの剛性も充分に感じられた。
  
また、一番関心を惹かれたのはエンジンマウント(ハンガー)だ。
姉妹エンジンを積んだ 同社の Z1000 のフレームと較べると一目瞭然、気の使い方が随分と違う。通常だと、エンジンマウントはシリンダーヘッド部の前面(エンジン前面)とエンジン背面のシリンダーヘッド部かシリンダー部に1ヶ所ずつ、そしてエンジン後部の 合計 3ヶ所程度だが Z900RS は何故か違う。
Z1000系統ではシリンダー背面に一カ所ががっしりとしたマウントステーで支えられてけど、Z900RS では シリンダーヘッド背面もマウントステーで固定されていて、シリンダー背面のマウント剛性を補っているのか振動特性(体感性能にも繋がる)を補う様な作りになっているのだ。
   
だから、実際には試乗してみないと断定は出来ないけど、テスト部門のフレームへの注文に設計側もきちんと応えて、人に優しい操縦特性になっている様に見受けられる。
きっと、乗ってみれば、エンジン回りを中心にしたマスの凝縮感が感じられて、600㏄クラス並みのコンパクト感のある操縦特性になっているか、手を入れれば比較的簡単に実現できそうなフレームだ。
 
でも、装備(整備)重量は 235㎏、買わないね。きっと。
 
 
 

トライアンフの ピボット・インサートを変更

  
トライアンフの悪癖がどうしても我慢できず、辿り着いたのがピボット・インサート変更への挑戦だった。
加工して装着して試走の結果を書き留めています。

     

http://gra-npo.org/policy/yokai_column/garage/202002_change_pivot/pivot_1.html

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< 以下、一部転載 >


トライアンフ の悪癖 』
  
トライアンフ のストリートトリプルを購入する際、隣に展示してあった姉妹車でレーサーレプリカ仕様(今の言葉で SS)・デイトナ675と2時間近く見比べて購入後のプランを練った。
どの部品は共通で、どの部品は変更されているか、購入した後でどんな変更をすれば良いかと見ている時は幸せだ。
   
その時に見つけた変更部品の一つが、スイングアームのピボット部の位置決めをする部品「スイングアーム ピボット インサート」だった。
当時は、デイトナ675用の部品を移植すれば操縦性を高められると信じていたので、車両発注時と同時にデイトナ675用「ピボット インサート」も注文して、新車の慣らし終了後の車体分解時にすぐに交換してしまった。
      
けれど、デイトナ675の操縦安定性の確認を進める内に、市街地走行ではとんでもなく扱い難い設定だという事が分かってきた。 かと言って、ストリートトリプルの操縦安定性も決して満足できるレベルではない事は慣らし時期に分かっていた。

 

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『 車高の変更 』
    
最初に「 車高 」つまり 車体の高さを表す用語についての説明が必要だ。
実は、リア(車体後部)の「 車高 」には二通りの意味がある。
一つは、車体やシートの高さを意味していて、足着き性の良し悪しを指す場合に使われている。もう一つは、セッティング作業を行なう時に使う「車高」で、こちらは スイングアームの垂れ角を指す言葉として使われている。
   
 

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セッティング作業の際に用いる「車高」、つまり スイングアームの垂れ角を変更すれば車体の高さも変わるので、同じ事だと思うかも知れないが、実は全く違う場合もある。このトライアンフの場合が正にそれに当たる。
スイングアームが車体・フレームに取り付けられている箇所、ピポット部は、殆どのオートバイは位置を変更できないが、トライアンフは変更が可能なのだ。
   
スイングアームのピボット部に「インサート」と呼ぶ部品がついており、それを変更する事でオートバイの性格を変え、ストリートトリプルとデイトナ675との特性の違いを出す設計になっているのだ。

 
 
 
『 スイングアーム・ピボット・インサート 』
     
メーカーのつけた名称は「スイングアーム ハイト インサート」だけど、長くて分かり難いので、ここでは 「ピボット インサート」と呼ぶ事にします。
ストリートトリプルの購入を検討している時、同時に デイトナ675 と見較べて、ピボットインサートの変更をすぐに決断して交換したけど、デイトナ675 の設計特性がとんがり過ぎていて、満足できるセッティングに辿り着けていない事は先に書いた通り。

   
そこで、デイトナ675用のピボット・インサートは諦めて、ストリートトリプル用のピボット・インサートに戻す事を検討した。 ただし、ストリートトリプル用の ピボット(スイングアーム軸)の位置は デイトナ675用のピボットより 約3mm 低い場所にある。

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そのまま交換して最善のセッティングを施すと、スイングアームの垂れ角は従来通りになるので、結果として 車体後部が 約 3mm高くなってしまうが、それは望んでいる方向とは逆だ。
ピボット・インサートを上下逆にして取り付けて、スイングアームの垂れ角は従来通りにすれば、車体後部の高さを 約 3mm低くできるので操縦特性に変化を期待できるし、前後の車高バランスを取ればフロントの車高も 約 3mm 下げる事になるのも狙いだった。

< 以下、続く >

http://gra-npo.org/policy/yokai_column/garage/202002_change_pivot/pivot_1.html

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もしも、この人だったら ・・

  
1957年9月、米国・アーカンソー州での“リトルロックの 9人”の状況と、現在、感染拡大を続ける 新型コロナウイルス禍騒ぎを繋ぐ考察です.。
 

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■ 関心のある方は、以下の サイトURL でご覧ください
http://gra-npo.org/policy/yokai_column/column/if_this_person/littlerock.html




[ 記事の一部を転載 ]
 

「 どんな時でも一番大切に考えるべき事は、個人の健康や財産を脅かすリスクを増やす行為はインモラル行為であり、人は誰もそれを行なってはならないという事です。 」

  
「 1月中旬にはこの未知のウイルスが感染拡大を行なっている情報を得ていながら、訪日客への警戒も行なわれず、民間医療機関への適切な対応指導も行なわれなかった事もあり、誤診で適切な処置を受けられずに亡くなった方は、今後の検疫体制を変えていくきっかけを作った尊い犠牲者です。それを「たった一人だけ」という風潮がもしあるならば、それには強く異議を唱えます。 」
 

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■ 関心のある方は、以下の サイトURL でご覧ください
http://gra-npo.org/policy/yokai_column/column/if_this_person/littlerock.html


 
 
  
  

MT-09、妖怪ガレージに持ち込みたい !

    
オートバイ本来の性能を正しく発揮させる整備を追求している “妖怪ガレージ” に、持ち込んで整備を体験したい! という 熱い要望が届きました。
車両は、中古で購入した ヤマハ MT-09 で、僕自身も一度触手を伸ばした経験のある車両で、MTシリーズ( MT-10を除く/ あれは FZ-10改 )の設計と工作レベルの確認なるのを期待はしている。

しかし、実現させるには オーナー自身が作業項目別にその目的や進め方を理解しなければ “妖怪ガレージ・持ち込み企画” の目的から外れてしまう。ただの、触った自己満足とサポートの一方通行に終わった苦い経験はしたくはないからだ。

だから、オーナーには 整備項目の提案をして、その提案を見てからの相談次第で決まる。 まあ、この位は事前準備に手を掛けないと、整備しました! で終わって、誰の心にも手にも残らないと信じている。

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詳しい解説は、以下のサイトで案内しています。

http://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A_MT-09_garage/maintenance_plan.html