妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

最大公約数 より 最小公倍数 の人生


『 “ 最大公約数 ” と “ 最小公倍数 ” 』

“ 最大公約数 ” と “ 最小公倍数 ” 、算数だったか、数学だったか? 習ったり言葉に少し覚えのある人は多く居ると思う。

簡単に言えば、二つ以上の数字を集めて、各々に共通する要素(素数またはそれらの積)で最も大きな数字が 最大公約数で、それぞれの数字を素数倍して共通する数字の一番小さいのが 最小公倍数。(だった ・ ・ ・ はず )

具体的な数字で言えば、数字「10」と「15」の 共通する最大の素数・最大公約数は “ 5 ” で、各々の数字を素数倍した時に共通する最小の数字・最小公倍数は “ 30 ” だ。 

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『 人間関係 の “ 最大公約数 ” と “ 最小公倍数 ” 』


数学的な例は置いといて、「 人 」と 「 人 」の関係の “ 最大公約数 ” と “ 最小公倍数 ” の例え話に移りたい。

二人の人「 A 」さんと「 B 」さんが居たとして、二人が 共通する趣味の事について会話をする時、過去の経験や体験だけを語り合うような集まりが “ 最大公約数 ” 的で、一方で、今すぐには無理だけど、これからの夢を語り合い、夢を共有しながら協力して実現させていくような集まりが “ 最小公倍数 ” 的だと思う。ある意味でとても付き合い難い奴だと思う。




『 生きていく夢 』

人と人が集まれば、その人数の多寡に関わらず “ 最大公約数 ” 的にまとまる場合と “ 最小公倍数 ” 的なまとまりになる場合がある。多くの人が集まった時に安易な内容の会話や行動へとモノゴトが流れる付き合い方と、近い将来の夢や生き方についてお互いに刺激し合って夢実現の大きな支えになる付き合い方がある。

仮に、どちらか一方を選べと言われたのなら、僕は“ 最小公倍数 ” 的な付き合い方が出来る相手を選びたいし、そういう生き方をしたいと常に考えている。



『 学校教育 』

小・中・高校と記憶重視の無味乾燥に近い教育内容ばかりだった(大学の授業は少し面白かった)けど、時間に追われる授業の中では常に 和 (予定調和)を基本に進められるから、“ 最大公倍数 ” 的な コミュニケーションが推奨されていた様に思えて、脳のシナプスが最も増える時期を無為に過ごしたという後悔も感じている。

せめて、“ 最大公約数 ” と “ 最小公倍数 ” を人間関係に例える授業があったなら、数学の知識ではなく、人間性の面でも 創造性あふれる人がもっと増えていた ・・ かも知れないね。 残念。
 


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