妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

車検一週間前『 車検の下見に行ってきた 』

     
来週、トラ君の車検の予約を入れているので、記載が必要な書類の購入と、重量税と検査手数料の(印紙)支払いに行ってきた。そして、(これが一番の目的だったけど)車検ラインの確認に行ってきた。


【 因縁の検査 】

長さは たった10m 程の検査ラインだけど、2年に一回ほどしか利用しないので緊張する。 年に一回の健康診断で “再検査” が出ない様に願う時以上に緊張しているだろう。なぜなら、健康診断は無視してもいいけど、車検で合格しなければ走れないからだ。
そして、それ以上に、僕にとっては この検査ラインは学生時代に因縁の体験があり、それ以来、検査を行なう検査員、つまり現場で権力を振るう者ほど法律に無知で恣意的に運用している事を知っているからだ。
  

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だから、トラウマ的ナーバスに陥りがちな気持ちを奮い立たせ、前回・2019年に犯した失敗を二度と繰り返さない為に、現場の検査ラインを確認する必要があったのだった。




【 2灯式の罠】

と言うのは、僕のトラ君のヘッドライト・前照灯は 2灯式だからだった。 それは、誰が見ても 2灯式だと思うだろう。

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だから、前回の車検の際、検査ラインに入る前に押す必要がある「 車種選択スイッチ 」で、ヘッドライト検査選択のボタンは 間違わずに 「2灯式」を押した。が、それが間違いの元だったのだ。というのも、僕のトラ君、というか 同じ形式のヘッドライトのトライアンフ車共通だが、左右のヘッドライトの光軸が上下方向にはっきりとずれていて、構造的にそれは調整できない仕組みだったからだ。 でも、「2灯式」としての検査では、左右の光軸をそれぞれ別々に検査をするから大変だった。
片方を合せても残る片方の光軸が合わない。 再検査を繰り返し、検査ライン外で何度も調整を繰り返し、最後にどうにか合格したのだった。
     

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でも、これは「2灯式」を選択したのが間違いの始まりで、その後は検査員の無知さが引き起こした無駄な検査と言えるものだった。




【 僕のトラ君は、1灯式? 】

道路を走る車両に関する法律が「道路運送車両法」で、その中で、車両の安全や環境などに関わる基準が定められていて、それが「安全基準」と呼ばれている。
前回の車検以来、トラウマ的ナーバスを除いても、検査ラインで覚えた違和感に突き動かされた僕は、その「安全基準」を詳細に確認していって、その結果として導き出されたのが「 僕のトラ君は、1灯式」だったのだ。その根拠が、以下の、法律文章から抽出した画像だ。
 
 

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つまり、僕のトラ君の場合、左右のヘッドライトは近接して設置されているので、2灯あったとしても 1灯とみなされ、個別に光軸を検査するのではなく、 二つを合わせた形で扱われる事になる。(検査方法など詳細は不明)
だから、来週、検査ラインに入る時には、「1灯式」のボタンを押せば良い。それに、念の為に、今日、検査ラインに居た検査員・二名の人にこの図を示して、1灯式で間違いない事を確かめた後で、「来週、よろしくお願いします!」と挨拶すると、「はい、こちらこそ!」と返されたので、僕の小さな心臓には安心材料になった。(来週、同じ検査員とは限らないけど ・・)




【 車検前整備 】

車検ラインの確認の後、ガレージに行って、トラ君の電気関係の配線手術を終わらせた。車両購入時に行なった改修跡は更に綺麗に整えられた。だが、また暫くすると「 この配線は何? 」って思うだろう。

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