妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

エンジン トラブル発生、受難の日

     
『  エンジン トラブル 発生  』

10月11日、

午前 8時40分、イベントを開催する会場がある、関西空港臨海部へ自走・到着。 ガレージから高速道路で大阪湾を右回りで南下して63㎞、問題無し

午後4時、走行中に前触れも無くエンジン停止、再始動後異常無し
午後5時、会場の外に出た後、再度エンジン停止、
     再始動後も10m走行でエンジン停止、再々始動後も同じ
午後6時前、 いつもならガレージ帰着の時刻に、最寄のガソリンスタンドへ
     やっと到着、燃料入れても解決せず
午後7時半、手配した JAF(サービス契約会社)のローダー車到着
午後9時、やっと車両がガレージ帰着、人はタクシー利用



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『  予兆  』

実は、前日から兆候はあったのです。
ガレージから脚回りの確認走行のために走り出し、5つ目の信号で停止中に、急にエンジンのアイドル音が低くなり、すっと、停止したのです。が、再始動後は 約25km 問題無く走行できました。
でも、念の為に、イベントへは予備バッテリーは持参していきました。




『  転倒  』

タイヤがグリップ喪失しての転倒は、数多く経験しているので問題はありません。
多少の転倒では怪我をしない身体の動きは身に染み込んでいるし、
車両側も簡潔な装備で確実に損傷を軽微に留められる装備で問題はありません。
しかし、低速で一定以上バンクしている時のエンジン停止は恐らく初めて。
おかげで、いつもとは違って、肩や頭(ヘルメット)へ逃げ場の無い衝撃がありました。



『  原因と対策  』

初期型のトライアンフ ストリートトリプル を愛用している人の参考になるか分かりませんが、参考になればと考え、考えられる原因と対策を考えてみました。

症状はアイドリング時、走行時を問わず、急に回転が下がり始めて停止するという現象です。一旦停止しても、キ-ON でタンク内の燃料ポンプの吐出音は確認できるし、再始動は可能なので、燃料噴射に必要なガソリンへの与圧は出来ているから燃料ポンプ自体は問題無し。

同様に、再始動は可能で、停止する時には一気の停止でな無いので、恐らく点火系統のトラブルの可能性は低い。また、再始動は何度でも可能な事から、充電系統(ジェネレーター、レギュレーター、レクチファイヤ)にも大きな問題は無く、バッテリーの電圧モニターも12.8V以上を表示している事から容疑者から外す。
以上の考察から、燃料ポンプ以降の燃料供給ラインにあるフィルター或いはライン上の異物混入が原因なのか、或いは始動後に通常モードに入るECUユニット 及び ECUに各種の情報を届けるセンサーのトラブルが考えられます。

原因究明のための交換用部品は、今は部品取り車になっているデイトナ675から供給をして、一点ずつ交換しがら原因を究明していきます。
念の為に燃料ポンプ自体を取り外して目視確認の後、最初は燃料フィルターの交換・確認、そして燃料カプラー部の異物確認から始めます。
ECU関連は、ECU交換・確認の前に、ECUに情報を送っている外気温センサーを元に戻す予定です。というのは、アクセルOFF時に自動的に行なわれる燃料カット機能を抑え、ON-OFF時のギクシャク感(スナッチ)を無くす為の補正装置を入れているからです。これを解除して復帰すれば簡単なのですが ・・。
その他は、燃料を正確なタイミングで行なう為の クランク角センサーなどの異常も多少は頭に入れておく必要もありそうです。



『  最後に  』

会場を後にして、「どうしよう! 帰れない」と判った時には、多少は焦りました。
というのも、JAFの会員ではなく、任意保険の特約事項にレッカー規約が入っているなんて知らなかったからです。
お蔭で、色々と勉強できた上に、保険のお蔭でいつもは必要な帰路の高速料金や燃料代が不要になり、免責を支払っても安くついたからです。
その上、トラ君で色々と学べる機会を得られました。

ただ、ヘルメットに残った傷の修正はちょっと苦手です。



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