トライアンフのトラ君、まるで “ どろろ ” の百鬼丸 みたい。
生まれる前に身体の様々な臓器が48体の魔物に生贄として差し出され、不完全な身体のまま生まれてきたようだ。
ある程度調整をしてやれば、それなりに走らせる事は出来るが、いつも何か煮え切らず、少しぎこちなく動き、時々は癇癪を起こす事もあった。
だから、いつも 「どうして?」 と問い掛けて、一人悩んでいたけど、何か今日は違った。リア周りのアライメントを思い切って変更して、剛性を下げ、約 3mm 全体を下げ、随分と笑顔を見せる様になっていた。
今日は、そんな笑顔が増えたトラ君に合わせて、苦虫仕様にしていたフロントの設定を、清水の舞台から飛び降りる直前の気持ちで大きく変更してみたら、トラ君、笑顔がもっと増えて、僕も笑顔になった。
明日はイベント開催日。
きっと、専用のエリアでは依然と違う顔を見せてくれるに違いない。
果たして、僕は明日、笑顔で帰宅出来るだろうか。