妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

『 まけて ください 』

  
僕は、買い物をする時、コンビニでもスーパーでも、
必ず レジの店員さんの目を見て言います。

     「 まけて ください 」と

何故って、話がしたいのと、相手を “ 人 ” として扱いたいからです。
でも、レジスターは冷酷です。
本部のサーバーと直結していますし、カメラで録画もされています。

50銭 でもいいから 」と言って粘っても、絶対ダメでした。
 

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ところが、今日、奇跡が起きました。
スーパーのレジは 405 円 と表示されている中、
「 まけて ください 」と、若い女の人をじっと見つめて言ったら、

     「 はい、403 円です 」!

2円! 安くしてくれた。
いや、レジ袋 無しの代金でした。

  
 

・ ・  明日も、がんばります !
 
 
 

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世の中のコト、色々と自動化が進みます。
電話交換手 の 人が居なくなり、
車掌さんや、切符改札の人が居なくなり、
企業の受付窓口の人、銀行窓口の人も少なくなりました。

自動ドアが当たり前になり、ドアの開閉マナーが薄れ、
エレベーターの普及で、階段での荷物助けを見かけなくなり、
見知らぬ人同士、助け合いする光景も少なくなりました。

そんな変化を嘆くつもりは、全くありません。
世の中が変わるのは、当たり前の事です。
ただ、心配なのは、人の熟成の機会です。

人がやっていた仕事を機械が行ない、
僕達は、人ではなく、機械と無言の会話が増えています。
人と接して、人との付き合い方を学ぶ機会が、
自動化によって奪われているコト、忘れてはいけません。



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近い将来、自動運転の車が多く占めるでしょう。
今までなら、進路を譲り合い、手で軽く会釈を返し、
お互いを尊重し合う交通社会を作るコトが出来たのに、
近い将来、期待さえ出来ない社会になります。


便利さ、安心を追い求めて変化するのは当然です。
しかし、それに流され、大切なコトを失ってはいけないでしょう。

人は人と接してこそ、真の成長をするものです。
どんな時でも、人と接するのが愛であり、
そんな愛に溢れた社会で、生きたいと願っています。