妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

国家公務員の務め


国家公務員とは、国民の生活を守るための人々です。
国を船に例えれば、船員と同じで、大臣は航海長や機関長で、総理は船長です。

命を託しているからこそ、十分な給与は受け取って欲しいと思います。
けれど、一等客室の乗客しか見てない発言や施策には反対です。
船底に居る人も命は一緒ですから。

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金融庁がまとめた資料で大臣が発言した件は問題です。
老後の生活費は 1300万円~2000万円 不足するから貯蓄が必要との事。
「しっかりと働き、倹約に努めて、老後の生活に備えましょう」の意味でしょうが、
余計なお世話以上に、幻滅を与えるからです。

毎日、一生懸命に働いても、貯蓄も少なく、職が続くか不安な人達も多い。
でも、誰かのせいにせず、恨む事もなく、懸命に楽しく生きようとしている。
生きがいや希望を求めている人々に、打ち消す様な報告を出す意図が分かりません。

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一人ひとりに合った、多様な生き方を認める事こそ、幸せへの道です。
例え、高校卒業でなくても、非正規でも、結婚しなくても、子供産まなくても、
国民全員に許された自由であり権利です。

学歴や職業、年齢や収入の多寡によらず、国は等しく生活を守る義務があります。
政策上難しい点はあるでしょうが、国家公務員は、どうか心に留め置きください。