イベントの時にも感じてた リバウンド感。
アクセルを全開から一気にOFF・全閉した時、フロントサスペンション、リバウンド感が気になった。
リバウンドと言っても跳ね返って、タイヤが浮くわけではない。
フロントフォークが荷重移動を受け止めて縮む時、途中で 「 イヤ!」って言ってくるのだ。
僕はどんな言葉でも慣れれば無視も出来るが、タイヤには決して優しくない言葉だ。
その言葉はタイヤが仲良くしたい路面とのお付き合いを邪魔してしまうから、結局、無視する事はできない。
そこで、バウンド (縮み)側の ストローク量を伸ばして、荷重を一身に受け止めてくれているスプリング君の担当領域を増やしてあげるため、フォークオイルを 5cc 抜いてみた。
さあ、市街地へ確認走行だ。
走り始めた直線路から、もう気持ち良い!!
タイヤが路面から離れようとせず、ベタベタと路面といちゃついている。
そう、まるで路面を舐めるように転がっていく。
10℃を下回っている気温から考えて、タイヤ空気圧は通常設定の値より 0.2 kgf/ cm2 近く下がっている筈で、タイヤ空気圧の低下を考慮しても 5㏄抜く前よりもずっと良いマナーだ。
路面ギャップを通過する時さえも、二人は離れようとせずベタベタの関係だ。
燃料タンクは 8分、簡単なフルブレーキテストで残ストローク量を確認すれば、36.6 mm。 倒立フォークだから、現仕様のフォーク突き出し量・2mm を計算に入れる必要があるので、実質 34.6 mm だ。
悪くない。
現在のフロントフォークの内部仕様での物理的なストローク限界まで 10 mm 以上ある。 また、通常走行時の残ストローク量は未計測だけど、恐らく 44 mm程度はある筈だから、乗車時(1G'時)からの有効ストローク量は 狙い通りの 50 mm は確保できている。 同じく、伸び切り時(0G)車高から通常走行時・残ストロークまで、有効ストローク量も狙い通り 100 mm が出ている。
さあ、後はタイヤを新品に替えて、イベントなどの専用コースで 基本走行確認を確認するのが楽しみだ。
ベストバランスなんて決して手に入らないのは知っているけど、それに近付いていく知的な試みが楽しいのだ。
それにしても、気軽に外を走れなくなった。
冬って、やっぱり寒いね。
走っている時は気持ちいいけどね。