妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

11月 7日 買い物 ・ 日記

 
買い物をしに、24時間営業、大型スーパーへ、スクーターで出かけた。
 
 
『 30台半ば男性 』

JRの駅近く、信号待ちしていると、青いアクア、歩道の切れ目から歩道の中に入って停まった。
路上広告用の水入りウエイトを車から取り出している、30台半ば、営業マンと思われる男性に声を掛けた。

  「 お兄さん、そこは歩道上だよ 」と言えば、
  「 おぉ、わかってる 」と、一瞬僕を睨む様にして、返事してきたが、車はお構いな
      しだ。
  
さほど広くない歩道の上、点字ブロックの真上を塞ぐ様に停めるなんて、他人に不幸を与える行為を平然とやってはいけないし、見逃してもいけない。
  
  「 それ、確信犯と同じだよ 」
   
次に、同じ様な場面に出会ったら、もっと効果的に言おう。
 
 


『 70台半ば女性 』

大型、安売りスーパーでレジに並んだ。
最近、清算だけは別の機械で行なう形式に変更になったけど、その女性は、それが似合わない程に丁寧で細やかだった。
スキャナーと個数ボタンだけ押し、レジ袋を渡すだけが求められている筈なのに、見れば、前のお客の他店購入の荷物にまで気遣っている。
  
さあ、僕の番だ。
同じ商品を取り出しやすい様に手伝えば、愛想よい笑顔で 「 ありがとう 」と言ってくれた。
初めて見かける様な人で、様々な支払い方法に対処するレジには似合わない。
こんな高齢で働いている人、ちっとも珍しくないけど、年金制度を作った人達はきっと、働いていないだろう。
  
帰り際、レジ横に戻り、少し大きな声で、「 ありがとうございました 」と挨拶した。




『 20台後半男性 』

帰り道は、国道に交わる道の信号が  “右折可”  を出したのに誘われて、細い路地を選んでしまった。
  
すると、2分も進まない内に、前方の小さな交差点の真ん中に、白いアザラシの様な物が横たわっている。
近付くと、白いスクーター、横には 20台後半の男性が茫然と立っていた。 どうしたのだろう。
   
その男性の視線の先を見れば、5m 先で大学生らしき男性が力なく起き上がってきて、ズボンの汚れを払う仕草。
事故だ!  信号も無く、車線区分も無い路地の交差点、白い軽自動車ワンボックス商用車とぶつかった様子だ。
 
   「 だいじょうぶ ?? 」 声を掛けたが返事は無い。 当然だ。
  
横で、初めて見た光景の様に立っていた男性、急に思い出した様にワンボックス車に駆け戻り、助手席から赤いスマホを取り出して、電話を始めた。
事故に慣れている人は多くない。まして、もし、当事者であれば尚更だ。でも、責任感はしっかりとした人の様だ。
    
大きな怪我は無い様子、野次馬になるのは嫌いだから、通り過ぎ、幾つかの小さな交差点を横切った頃、現場へと向かう救急車とすれ違った。

 
 
 
今日も、人々の人生は過ぎていく。
僕も、ぼくなりの人生、作らなくては。