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妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

12月13日、「どう操作したら良いでしょうか?」 の質問が ・・

オートバイの練習は楽しい ライダーはオートバイを知らない?

NPO法人 GRA が企画開催している、オートバイの基本から実践的に学び体得するイベント ・『 自由練習会 』に、GRA イベントには初参加の人(男性)が一人。

いつもの 進行・運営に慣れたメンバー以外の人の参加は、色々な意味で刺激的な事であるし、GRA の活動理念が試される場になるから、大歓迎だ。


【 どう操作したら良いでしょうか? 】

朝のミーティング、全員の自己紹介の後、各自が当日にやりたい事(練習テーマ)を発表しあった時に彼の口から出た言葉は、

「 久し振りにバイクに乗り始めたのですが、思っていた様に乗れず、講習会に参加しても未熟さを感じて ・・・・ 」と続き、

「 どう操作したら良いかを教えて下さい 」だった。

う~~ん、困った。

言うのは簡単だ。
はい、視線が ・・・ 、 腕の力は ・・・ 、 はい、ブレーキは ・・、
習う気持ちで待ち構えている人には、どんな言葉でもありがたく感じるだろう。

でも、それは本当の意味での学習にはならないし、効果は長続きもしないだろうし、そんな指摘は誰でもやっている陳腐な内容だからだ。

 

【 オートバイは操作するモノじゃあない 】
そんな彼に言った言葉は、
「 オートバイはライダーがアレコレと操作するものではないよ 」
「 オートバイは、発明されてから 140年余り、それ自体できちんと自律的に安全に走る様に改良されて続けているモノ 」

「 走る能力は人間とは比較ならないのだから、人間はオートバイ任せで乗せてもらう位で一番高い能力を発揮するよ 」

「 だから、オートバイを先生だと思って、乗りながら会話をしてごらん。きっと、色々な事を教えてくれるから 」

尋ねられる度、そう答えてはみたが、簡単に理解できる筈もない。

特に、自分自身に未熟さがあると考えている人ならば、先ずは自分自身の操作を改めるのが最初と考える気持ちは理解できる。


【 15mピッチの 2本パイロン練習 】

意図を十分に理解できないまま、彼が始めた練習は 8m弱 ピッチ に置いたパイロンで、ブレーキも併用した 8の字練習などを一人で一時間余り、黙々と続けていた。

休憩時間、ブレーキを一切使わないターンが基本である事。ハンドルは操作するモノでないから片手練習も有効である事を伝え、パイロンのピッチを 15m 程に変更する事を提案。

すると、それ以降の練習では、遠くから横目で観ても、徐々にオートバイが活き活きと動くようになってきたのが一目瞭然。

ピッチの狭い練習をすると、オートバイとゆっくりと会話を交わす間も無く次のパイロンが来るから、自然とそのピッチにだ合う自分勝手で特殊な操作をオートバイに押し付けてしまうもの。

そんな事を覚える為に懸命に練習しては、オートバイにとって不幸ばかりだからだ。

でも、徐々に良くなっている事に彼が気づくのは後になってからだろう。

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【 人生初体験のタイムトライアル 】

そんな彼にとって、生まれて初めてのタイムトライアルの時が来た。

参加した全員が完走できて全員が楽しめるコース設定にするのがGRAのモットー。

彼に無理の無い様に、全体的に大らかな設計をしたが、ゴール間際に狭いセクションを作った。 恐らく、人生初体験となっただろう “ 回転セクション ” だ。

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 タイムトライアル・2ヒート終了後、無事に完走を果たした彼、若干興奮気味に言った言葉は ・

「 もっと、タイムトライアルが走りたい! 」だった。

う~~ん、良かったのか ・ ・ ・ ?