妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

オートバイとの接し方

「 Fior タイプ」フロントフォーク / ”Fior type" Front Fork

Tip Bandit 伝、 ドゥカティのユニットと電気モーターを搭載した、ハイブリッドモデルのコンセプト車です。 僕が最も惹かれて点は「Fior タイプ」のフロントフォークです。 This is a concept hybrid model with a Ducati unit and an electric motor. The t…

復活したか? ジャイロUP 君

はい!自覚していますし反省もしています。ジャイロUP君の調子が悪くなっている事を知りながら、放置を繰り返し、ついには少し走るだけで急にエンストになるまでになったのは全て僕の責任です。そして、苦手な原付バイクの修理に取り組み、ようやくエンスト…

ジャイロアップ、大げさな、修理中

以前からパワーダウンなど体調不良を訴えていたジャイロアップ君。無視して酷使し続けた結果、最近では、10km も走らない内にエンジンが止まる様になった。それでも、しばらくすると再始動できるので、一般的な原付ユーザーの様に、お金もったいないから(?)…

ホンダ、新規特許申請の内容を読み解く(10/11/2023)

Cycle World Magazine 発( source : Cycle World Magazine ) ホンダが新たに申請した特許では、オートバイ本来の操縦性に逆らわない、ライダーにとって受け入れやすい特性を狙っている様です。< 画像は、2017年、自立&自律走行を狙った試作車で、ライダ…

増えている自動車の “死角” は解決すべき社会問題 / Increasing "blind spots" in automobiles are a social problem that must be solved.

Interesting Engineering 伝、The invention that a 14-year-old girl in the United States won the top prize in a contest.米・ペンシルベニア州に住む14歳の少女、コンテストで最高賞を得た発明。車体外部につけたカメラで死角を無くす技術。比較的単純…

嗚呼 リチウムイオン電池

ガレージに行き、約1か月ぶりに VTR君をつれ出そうとしたら、ウンともスンとも言わなくなっていた。バッテリー(電池)が完全にダメになっていた。交換してから 約 6年。 何事も無く動き続けてくれたのに、直射日光は当たらず温度も上がらない屋内保管してい…

VTR君、身体をほぐして、整体で、大変化!

明日(7/10)は “クリニック” イベント開催の日。最近、なぜか、乗り難さを感じていた VTR君。 妙に素っ気なく、”つっけんどん” な態度を振る舞う態度が気になっていた。日頃、あまり乗ってやっていない後ろめたさもあって、少し機嫌を取る為に、一度、身体…

右手と左手の違いに合せて...

オートバイ用に、グリップテープを買いました。初めての試みで、左右で仕様を変える事にしました。 オートバイでは、右手と左手の役割は全く違うもの。握り方、手の滑らせ方に合せて、仕様を変える試みです。 弱い握力でも正確にコントロールしたい右手はウ…

フロント車高に関する考察(その1)

フロントの車高調整は、 タイヤ、リアのプリロード調整、そしてリアの車高の次に行なう最も基本的な調整項目だ。 雑誌やネット記事でよく目にする、「ダンパー(通称:ショック)は〇〇で、」とか、「このバイクのイニシャルはこうで」とかの記事しか目にし…

鉛筆の選び方、オートバイの選び方 ( 鉛筆とオートバイ シリーズ第3編 )

・ ・先に書いた記事(第2編)が分かり難いという指摘を受けた。 実際、改めて読み直してみると、やっぱり、分かり難かったので、 追加で説明したい。 『 オートバイの “芯” の硬さ 』 では、多くの人は鉛筆を選ぶ時、シャープペンシルの芯の選択と同様に、…

鉛筆の選び方、オートバイの選び方 ( 鉛筆とオートバイ シリーズ第2編 )

『 鉛筆の選び方 』 鉛筆の選び方を改めて考えてみた。そこで、初心に帰った気持ちになって、国内2社と海外4社の有名な鉛筆製造会社の公式Webサイトを訪ねて、「鉛筆の選び方」を探してみたが、その製品の詳細な材質上の特性や製法上の特徴の説明も無く、数…

オートバイは 2本足だ

よく使われる言葉に「鉄馬」がある。オートバイを馬に例えて、オートバイに乗る楽しさは、まるで馬に乗っている時の楽しさと大変によく似ていると言われているのだ。「そんなんだ」と思いながらオートバイに乗っていると、不思議と馬に乗っている様な気分に…

かつてのジムカーナ全国大会のコース、改修されていました

先日、明石市へ所用で出向いた時、川崎重工業 本社工場 へ立ち寄ったところ、本社工場内にあった運転教習コースが改修されているのを確認しました。この教習コースは、以前、カワサキが1990年まで開催していたジムカーナ全国大会を開催していただけでなく、G…

ジムカーナ グランプリ、ライダー達の笑顔の記録映像です

長年に亘って開催していたイベントの記録映像を作成しました。全国各地を転戦しながら 年間獲得ポイントを競う ジムカーナ グランプリ に参加した ライダー達の記録映像ですが、彼らの特徴はとても笑顔が多い事です。きっと、開催当日の運営作業の全てを、事…

妖怪・小林がZ750GPでKAZEジムカーナ全国大会で走行した動画です / YOKAI on Kawasaki Z750R at KAZE Gymkhana National Tournament

妖怪・小林がZ750GPで1989年10月22日のKAZEジムカーナ全国大会で走行した動画です。第1ヒートは急に発生したエンジン不調に悩まされてクラス最下位のタイムを記録して、不調のまま第2ヒートに挑んでいます。 カワサキ車でのエントリーに制限されたこの大会に…

トラ君の、燃料シール膨潤テストの結果報告(その1)

トライアンフのトラ君、復活修理劇場、燃料ポンプ編、「シール膨潤テスト」の段燃料ポンプのシール候補選考会で、膨潤テストの結果を報告します。 名乗り出た 6候補を一週間ガソリンに浸けて、どの程度ガソリンを吸って成長、いや膨潤するかをテストしたので…

トライアンフのトラ君、エンジントラブル修理日記 掲載しました!

妖怪が乗っているトライアンフのトラ君が、10月、イベント開催先の会場でエンジントラブルに見舞われて自走出来なくなりました。 他人に車両を任せたくない、いや、自分で楽しみたい天邪鬼(あまのじゃく)な代表ですから、ガレージに持ち帰ってじっくりとト…

エンジンマウント用ボルトとフィルターオイル を購入

『 エンジンマウント 用 ボルト を購入 』 エンジンマウントボルト とは、エンジンをフレームに固定しているボルトの事で、通常は エンジンを側面から見て 前後 3から4ヶ所、左右分割している時には合計 6~8本ほどになる。 エンジンマウントボルトは、ホイ…

エンジントラブル と ウォーニングランプ の続報

先日、トライアンフのトラ君のエンジントラブル修理の際、エンジン等の診断ウォーニングランプの件を報告したところ、多くの方からアドバイスやサポートをして貰えたので、そのウォーニング関連の続報を届けます。 主にエンジン等の機能を診断して警告を出す…

良妻も良いが、悪妻捨て難し

前回開催したイベントの帰路、トラ君はエンジントラブルの癇癪を起した為、本日開催したイベントには VTR で行きました。 久し振りに乗った VTRは良く出来たオートバイです。 前後サスペンションには手を入れているとは云え、素性の良さ、マナー・振舞いの良…

本 買いました

先月開催したクリニックを受診した人に紹介された本を見て、思わず・迷う事無くその本を発注して、米国の業者から今届いたところです。 本のタイトルは「Motorcycle Design and Technology」(オートバイの設計と技術)で、筆者は Gaetano Cocco という方で…

自作自賛「よく分かるかな?」

駆動チェーンによって後輪に偏った力が働き、それが前後タイヤの不整列を大きくしている事を示したかった図。 チェーンで伝わった駆動力は後輪の左側だけに働くので、進行方向に対して右側へと後輪を傾ける力になる。 そして、アクスルシャフト(車軸)の装…

記事用の画像撮影の後で ・・

昨晩、画像撮影の為にガレージに行った。 すると止まらない、触ってやりたい衝動もやって来た。リア周りの新しい解決方針が良好なので、それに合せてフロントの車高を 3.5mm下げ、1G' 車高を 105mmへ調整した。試してみると、若干低い感じもするけど悪く…

“ どろろ ” のようなトラ君

トライアンフのトラ君、まるで “ どろろ ” の百鬼丸 みたい。生まれる前に身体の様々な臓器が48体の魔物に生贄として差し出され、不完全な身体のまま生まれてきたようだ。 ある程度調整をしてやれば、それなりに走らせる事は出来るが、いつも何か煮え切らず…

トライアンフのトラ君、ピボットインサート交換とその後

トラ君、つまり 初期型・トライアンフ、ストリートトリプルのリアサスペンション設計は、プログレッシブレート設定になっていない為に作動始めが鈍く、タイヤのグリップ感が得られない(トラクションが与え難い)という悪癖があるたけでなく、前後サスペンシ…

トラ君の、フロント スプリングの交換

トライアンフのフレームとサスペンションのマナーの悪さに手を焼き、探究と改良を重ねてきた。その一環としてフロント スプリング を変更して、設計の欠点をクリアする試みを繰り返し、ようやく最適な特性のスプリングに近づいてきた。これは、その最新のス…

FAQ 「バイクは新車がベストな状態?」

オートバイは新車で販売されている状態がベストの状態だと広く信じられていますが、実際には 本来の能力や性能を発揮できない状態で販売されているのが実情です。 新車で購入された方からの質問に答えて、本来の状態へと戻す為に必要な作業内容を示し、“妖怪…

ヘルメットの弊害 Harm of helmet

一般道を走る機会の多いライダーなら、何度か経験した事があるだろう 四輪車のドライバーと意思疎通感が薄く、時に疎外・迫害されている感覚を もしかしたら、それはヘルメットの弊害かも知れない 安全の為に義務化されているから、と思って見過ごす前に、 …

タイヤから診る、ライディング (その3)

前回まで、タイヤ表面に残る “ 摩耗痕 ” から運転している人のライディング 傾向や癖が判断できる事を説明してきた。 更に、スポーツ走行が好きな人であっても、下の図の様に、コーナリング中 の遠心力によって出来る “ 摩耗痕 ” しか無い場合が多い事。 そ…

『 トレールが教える、運動解析 』

「トレール」と「方向安定性」の関係を表現したイラストを追加して、フロントタイヤとサスペンションとの解説記事を GRA公式Webサイトに掲載しました。ライダーが一番敏感に感じ、オートバイの操縦安定性の大きな役割を担っているフロントサスペンションとタ…