妖怪大魔王・コバ法王の日記

NPO法人GRA代表、妖怪:小林が書く、オートバイや人生、社会や文化など、日頃思っている事です

「いじめ」と「ウィルス」 (穏便社会の弊害)

  
穏便に済ませる事が全てにおいて悪い事だとは思わない。
が、事実を覆い隠す事に慣れきってしまうと、良い結果に繋がらない事は歴史も証明している。
    
最近の話題で言えば、「いじめ」や「ウィルス」の話題もそうだ。
どちらも、事実を突き止めようとすると、大騒ぎするなという社会全般から圧力を受ける。
具体的な症例や客観的な事実があったとしても、穏便の圧力が覆い隠そうとする。
諸外国と対処方法が大きく異なっていたとしても、殆ど参考にもしない。
    
けれど、一旦大きな話題になると、一転して大慌てで取り繕う始末だ。
「いじめ」では校長先生が、「ウィルス」では行政トップが急に記者会見するのだ。
しかし、取り繕いで彼らの評判は保てたとしても、本質は変わり難い事を誰も知っている。
社会全体が穏便に過ごし、問題視しようとしない体質は簡単には変わらない。

   
人権尊重なのか、いじめた本人は見逃され、ウィルス検査拒否は容認される社会だ。
社会と戦うつもりは無いが、自分自身や不遇な人を守る為には、穏便圧力とは一線を引く勇気は必要だ。

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自分が活きる場所を探して

   
NPO法人の仕事だけを行なうようになって 1年と4カ月が過ぎ、生活のリズム変更にも慣れ、仕事の今後の 目標設定 も安定しつつある今、次に住むべき場所を探している。
 
NPO法人代表理事としての仕事は無給なので、有給職に就いていた頃の賃貸住居に住み続ける事には限界がある。 賃貸住居だけでなく、オートバイ 3台と整備機材と資材一式を保管している ガレージも賃貸だ。そして、ガレージには テント3張りやパイロン、コーンバーなど、NPO法人のイベント開催用の様々な機材の保管も 僕が担当している。
 
だから、金銭負担軽減と住居とガレージの一体化を目指して、現在の住居とガレージをやめ、遠くない内に、別な場所への移住を検討しているのだ。

   
 
  
『 活きる場所 』

移住するなら、自分自身の能力が発揮できる場所、つまり 自分が活きる場所を選びたいと考えている。 そこでは、今よりも心身の健康を保てる場所であるしかない。
心身がより健康を保てる場所であれば、移住した先で大抵の仕事(有給)はこなせるだろうし、そうすれば生活も成り立つだろう。
 
そんな条件に適う移住先候補を考えてみた。
一番の憧れは ノルウェーだ。 ずっと以前、車椅子の人のサポート役で 一週間旅行した経験があって、西欧には無い、落ち着いた大人の世界である事を体感しているからだ。 でも、きっとオートバイは諦めて自動車に戻らなくてはならないだろう。
   
二番目は ニュージーランドだ。気候的には安定していて、英語圏だし、オーストラリアとは違って人情的に馴染みやすい印象だし、何と言っても オートバイ文化が世界的に最も深化している国だからだ。 それは、独創的なレーサーをエンジンからフレームに至るまで自作して、世界的に有名なレースで連戦連勝を収めた ジョン・ブリッテン氏の存在に憧れているし、映画「世界最速のインディアン」で有名な、古いインディアンでスピード記録車を作り上げて、68歳の時、北米の記録会で世界記録を達成した バート・マンロー氏も ニュージーランドの人だから、日本より造詣が深い国だと信じている。

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しかし、もっと安直な移住先も検討しておく必要もあるだろうと考え、日本国内、身近な場所での検討も進めて、今の神戸から北へ 80㎞ の山間地へ行ってきた。
 
 
 
『 兵庫県 丹波市

移住希望者向けに作られた Webサイトを見て、色々な物件を確認してみた。
当然ながら、神戸市や近郊の物価とは違って、二階建て部屋数 6、庭と畑付きの 古民家で 100万円からあるし、同様な物件の賃貸でも 月々 3万円台の物件も珍しくない。
 
逆に、単身者なので、平屋で部屋数は 3、オートバイ用に納屋一つ などの様な小さな物件は載っていない(無いかも?)のが不満な位だ。

でも、現地・丹波市そのものの雰囲気は知っておきたいし、人情や天候も知りたかったので、市役所の担当部署の方にアポイントメントを取って、オートバイで訪ねてみる事になった。高速道路もあるけど、料金が 2000円弱 もするので、雰囲気を知る為にも、敢えて、冬の下道を走って行って来た。

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『 見えた課題 』

どんな選択をするにせよ、当初は想定できなかった課題が出てくるのは当たり前の事。
でも、そんな課題でも、どうクリアするかを楽しめる環境であれば良しと考えている。

実際、片道、2時間弱 走って、山間に向かう程に下がる気温に耐え、凍えきった身体で担当者から受けた 地域説明 でも見えてきた。

物件で言えば、都市ガスは無く LP ガスは当然として、地区によっては 下水道 が整備されていなくて、トイレは汲み取り式となる。 が、これは 多少経験もあるので 眼はつむれる。
そして、古民家となれば、屋根を始めとして修繕・改修・リフォーム費用がすぐに必要になる事は明らかだけど、想定外だったのは、例え賃貸物件であっても 修繕費用は基本賃貸人の支出になる事だった。  その上、オーナー側が残した 家財道具などの処理も 購入者側の負担になるという程、一般的な住宅情報誌に載っている住宅情報とは異なっている点が多い。

その上、気になるのは、行政側の移住者受入れ体制だ。
行政としては、元住民へのサービスと、新規移住者受入れという業務が課されているが、専任部署を設ける程に大きな業務ではないのか、その業務を代行する 一般社団法人を設けて担当させ、その社団法人に 民間不動産事業者 との情報交換と紹介業務も行なわせているので、移住を検討する立場の者にとっては一種面倒だ。

これが 民間事業者 だけであれば、一括して相談に乗って物件紹介、現地案内まで任せられるので簡単だけど、行政から委託を受けている 社団法人 には その機能はなく、単にパイプ役、行政 と 民間事業者 や オーナー との 間に入って繋ぐだけの 業務と責任を負っていないから、実際に移住するなら、何度も連絡を取り、現地確認が必要になってしまう。

そんな風に、移住検討者にとっては面倒なシステムになっているのに、行政の常として、一般ニーズの実態確認と細やかな対処変更が苦手。 でも、毎年、関連予算は必ず計上されるから、社団法人の業務内容の進歩を期待する事は難しい。
それが端的に表れていたのが、地区紹介資料として渡された 資料 だった。

資料には、「こんな移住者が、こんな商売で成功」とか、「この地区では、年間、こんな素敵なイベント開催が」などと、移住検討者の心をくすぐる為に綺麗に記事が纏められているが、それらは 行政担当部署 の予算を当て込んで、広告代理店が 受けが良い内容に纏めているのに過ぎない。

実際、移住して、10年、20年以上住み続ける検討をする者にとって知りたい事は、その地区には どんな人が、どんな職業、生活をしていて、地区住民の方々の 移住に対する意向があるのか、地区の習わしやしきたりはどうなのか? という事が大切だ。 決して、過去に移住してきた人に会いたいのではないし、年に数回のイベントに参加したいのが最大の関心事ではない。おざなり行政には、地区に住み続けている人々の中で暮らしたいから移住を検討するのだという視点が全く欠けている。

きっと、これば 全国各地の 移住政策を掲げている 行政に共通の傾向だろう。
そんな事を、都市部のそれと較べると異様に立派な 市役所建物 を後にして、帰路の途中に考えた。 考え過ぎたのか、途中で道を間違えて、山中の道も新しく覚える事も出来た。
 
 
 

「 もし飛べないのなら、走ろう 」

 
マーチン・ルーサー・キング 牧師の言葉、
今日、新しく知り、共感したので、その一節を転載します。

  
「 もし飛べないのなら、走ろう
  もし走れないのなら、歩こう
    もし歩けないのなら、這っていこう
  あなたが何をするにせよ、前に進み続けなくてはなりません 」

 
 
≪ 米国の公共放送・WGBH のサイトより ≫
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オーリンズの改良記録 ” Modification of Ohlins " 「妖怪ガレージ日誌」

   
オーリンズなど、社外製のサスペンション ユニット に交換している人は少なくない。
タイヤ交換に次いで、オートバイが持っている性能を正しく発揮させる為には、とても有効な手段だ。
   
しかし、車両価格の 1/5 程もする高額な部品、充分にその特徴や性能を発揮させている人は決して多くない。  「 〇〇車専用 」として販売されている品をそのまま装着して、ダイヤルを少し触って終わりでは “宝の持ち腐れ” だ。
  
そんな訳で、ダイヤルでのダンパー調整や車高調整の前に、頭に入れておいて欲しい事がある。
 

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『 サスペンションユニットの事情 』

先ず、「 〇〇車専用 」として販売されている サスペンション ユニット は、車両メーカーに純正装着されているユニットに “近い” 仕様で販売されている事を知ってて欲しい。
  
“ 近い ” と言っているのは、ユニットメーカー側の事情で、「 純正装備されているユニットと、同じレートのスプリングで、そのレートに合ったダンピング特性にして、全長も標準品と同じにできます 」という仕上がりになっているからだ。
   
その理由は、それら社外製ユニットは、純正装備の品の様に、特定の車両に合わせて専門スタッフが専用のテストコースを走らせて熟成させた専用設計の品とは違うからだ。
社外製ユニットは、その車両に装着して、専門スタッフが専用のコースで走行テストを重ねた専用設計の品ではなく、数種類の基本的な部品を、標準装備品に似せて “組み立て” て、「装着可能です」と言って販売している品に過ぎないからだ。
つまり、装着した後には、車両とライダーに合わせて、プリロード調整や車高調整、そしてダンパー調整を適確に行なう必要があるのだ。そして、それをしなければ ノーマル以下の性能しか出せない事にもなる。
   
その上で、数種類のピストンやシリンダーなど基本的な部品の組み合わせで、ほとんどの車両に適応可能な製品を組み立てている事を利用しなくてはモッタイない。
大切なスプリングを、乗る人に適したスプリングレートを指定して注文したり、購入した後でスプリングを交換する事も可能だし、変更したスプリングレートに合わせてダンパー内の部品交換をして設定変更ができる事も忘れてはいけない。
   
「〇〇車専用」とか「装着可能」として販売されている “近い” 状態の品を、本物の “専用品” に出来るか出来ないかは あなた次第だと知っておいて欲しい。  
 
 

 
『 悩みの、スプリングレート 』

サスペンション ユニットの内で、一番大切な部品は? と問われば 「 それは、スプリング 」と言って間違いない。( 何度も言っておきます )
そして、スプリングで一番大切な要素は? と問われば 「 それは、スプリングレート 」で間違いない。
    
スプリング レートとは、簡単に言えば 堅いか柔らかいかの事で、ベッドのマットレス の反発力の大きさと同じだ。
小柄で体重の軽い赤ちゃんや幼児なら柔らかいマットレスが合う様に、小柄で体重の軽いライダーに適したスプリング(レート)と、大柄で重いライダーに適したスプリング(レート)は違うのが当たり前。 特に、オートバイの場合には、サスペンションは安全に深く関わるサスペンションだから、乗る人に合ったスプリング(レート)を選ぶのが一番だ。
   
しかし、困った事に、車両メーカーが純正で設定しているスプリング(レート)に疑問を感じる事が少なくないのだ。特に感じるのは、SS車、レーストラックを趣味で走る事を前提に設計されて、トラックテストでの評価で販売成績が変わる車両のスプリング(レート)だ。 街中の走行では、とても安心して曲がれず、雨の下り坂コーナーだと恐怖さえ感じる車両が少なくない。
   
それなのに、社外製ユニットのメーカーは、純正設定のスプリングレートのまま組み立てて販売しているから、その事で悩んでいる人は気をつけるべきだろう。
純正装備のユニットや標準仕様の社外製ユニットでは、楽しめず恐さを感じているならば、発売元(多くは輸入・組立・販売会社)に連絡をして、スプリング(レート)の交換とレート変更に合わせたダンパー仕様の変更を打診するべきだと思う。
それに快く対応してくれる発売元であれば、大切な オーバーホール作業の依頼時に微調整も安心して頼めるし、技術力と信頼性のある販売元を確認する為にも、更に都合が良い。
  
    
   
  
『 スプリングの性格 』
    
スプリング レート 以外にも、スプリング の性格を左右するものがある。 それは スプリングの品質だ。 多くの人はスプリングは どれも同じだと思っていると思うけど、それは違う。 どの製品でも同じ様に バネ鋼 の素材を 熱して成形しているけど、バネ鋼の材質と成形処理の緻密さ、そして 完成後の製品検査のレベルでその品質は大きく違うもの。
   
実際、僕は色々な メーカーのスプリングに出逢ってきたけど、一番のお気に入りは、成形後の検査がとても厳格なので、検査で合格する製品の歩留まりが 2割程度と言われる“ハイパーコイルズ社 ” のスプリングだ。 微少なストローク時から感触が違い、同じ道を走っても、これを装着すると ロールスロイスの様に(乗った事無し、イメージで)しっとりと湿った様な滑らかな感触になるから不思議だ。
  

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オーリンズ専用、黄色いスプリング 』

オーリンズ製品専用スプリング で 困った事は、その色・黄色ではなく、独自の 内径(スプリング内側の直径)規格の製品を採用している事だ。 一般的に、殆どの 社外製ユニットメーカーは、共通規格の 内径のスプリングを装着できる様になっているのと較べれば、オーリンズはずっと小さい内径のスプリングで独自路線を目指しているのだ。
   
先に書いたように、スプリングの品質でユニットの性能の多くが決まるけど、専用のあの黄色いスプリングの品質は “並” ・一般レベルの感触で満足できず、他社製スプリングへ交換を決断したので加工が必要になった。
変更するスプリングの内径に合わせて、リテーナー(台座)という部品を設計・製作して、同時に、スラストベアリングが装着できる様にして、スプリングの性能を充分に発揮できる様にストレス対策も可能になったのだ。

  
 

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http://gra-npo.org/policy/yokai_column/list_youkai_column.html#garage
 
 
 

 

ヘルメットの弊害 Harm of helmet

  
     一般道を走る機会の多いライダーなら、何度か経験した事があるだろう 
      四輪車のドライバーと意思疎通感が薄く、時に疎外・迫害されている感覚を 
      もしかしたら、それはヘルメットの弊害かも知れない
    
      安全の為に義務化されているから、と思って見過ごす前に、
      ヘルメットが原因で、知らない内に社会から浮いている事実を考えたい

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『 反応の違い 』
    
僕は、街中でモラルに欠けた行為を見掛けると、リスクを計算の上で、その人に注意する事が多い。歩きながらの喫煙している人や吸い殻のポイ捨てした人、歩道の上で駐車している人や運転中に携帯やスマホを使っている人にもだ。
   
しかし、最近、注意しても聞かないだけでなく、「あんた、何者」と言い返される事が多くなって悩んだ。そこで、その変化の原因を色々と考えたところ、一つは服装にありそうだと思いついた。
    
最近は、以前とは違って、NPO法人の仕事に専念しているので、街中を移動する時は Gパンとトレーナーなどのカジュアルな服装だ。
以前は、街中を歩く時といえば、上下スーツに革ブーツ、そして鞄を片手だったから、その服装の違いで反応が変わったのだろう。
   
さらに、同じ服装でも、ミニバイクで移動している最中での注意が一番効果が薄い事にも気が付いた。歩道や横断歩道上に駐車をしたり、他者に危険リスクを与える場所での路肩駐車しているドライバーに注意しても、異様な程に“上から目線で”で反発されてしまうのだ。
  
最初は、「 ミニバイクに乗っているから ・・ 」と思っていたけれど、どうも それだけではない気がしてきた。そう、ヘルメット(ジェット型)とサングラスをしたままで注意をした事にも関係があっただろう、と思えてきた。
その考えに至った根拠は、“ヒジャブ効果”だ。

  

 
 
ヒジャブ効果 』
   
日本は、以前と較べて、観光労働、研修の為に、海外から渡航している方が増えている。 それに応じて、街中で見掛ける機会が随分と増えていて、宗教的な戒律による服装を守る人々を目にする事も多くなり、見る人によっては逆らえない “違和感” を感じる事もあるだろう。
    
例えば、イスラム教徒の女性が頭につけるヒジャブによる反応だ。
目にする機会がもっと増えたり、その服装をする友人が出来れば、そんな違和感を感じる事は少なくなるだろうが、見る人によっては、見慣れたとしても、「宗教観の違う人」、「日本語は通じないかも知れない」という意識は残るだろうし、仮に話かけらられたら、少し身構えてしまいそうになるだろう。

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では、同じイスラム教徒の女性でも、地域や宗派、風習の違いる、眼しか出さない「ニカブ」だったらどうだろう。
「ヒシャブ」なら顔前面は露出しているので表情がわかるけど、眼元しか見えない「ニカブ」ではそれは無理だから、人によっては、更に “違和感” は感じてしまうだろうし、身構え方も大きくなるだろう。

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それなら、アフガニスタンなどで見掛ける、目元さえ隠してしまう「ブルカ」だったらどうだろう?
きっと、イスラム教徒の女性だとは思いつつも、性別や年齢も判別できず、“無関心” や “疎遠” な態度を取ってしまう人が居たとしても自然な反応の一つだろう。
    

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ここまで考えて、僕は、二輪ライダーが義務で被っている「ヘルメット」も、それら「ヒジャブ」や「ニカブ」、「ブルカ」的な効果を発揮している筈だ、という結論に至った。 つまり、ヘルメットを被っている時には、被っていない人々に対して、見る人によっては、少なからず “異人種” 的な反応を与えてしまい、ネクタイとスーツ姿の時とは別な反応を引き出したのだろうと思う。
 
  
 
『 ヘルメット弊害への対策 』

ヘルメットを被っている限り与えてしまう “違和感” や “怖れ” 、場合によっては 二輪ライダーに対する “負のイメージや記憶” の払拭は難しい。 だけど、その対策は簡単だ。
ドライバーなどに注意する時には、今度から、ヘルメットとサングラスを取ってからにする事にした。
    
しかし、一般道を走行中はヘルメットを脱ぐ事は出来ないから一工夫が必要だ。 歩行者や四輪ドライバーにとっては、ライダーの性別や表情、人種さえ判断出来ず、同じ人間とは意識出来ていない人が居ても不思議ではないからだ。
   
何かをアピールする必要があった時には、“人間らしい” 動作や表情が読み取れる工夫が大切だ。 感謝や抗議を示す時には、頭をはっきりと相手に向けたり、片手を大きく挙げて伝えるべきだろうし、それが出来ない 四輪ドライバー に対しては効果的なジェスチャーとなるだろう。
  

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ライダーとして、一番やってはいけないのが、憤りのジグザグ・ローリング走行や、怒声代わりの空吹かし、ドアミラーや車体への接触攻撃だ。 それらは、相手に恐怖や怒りしか生まず、他の二輪ライダーへの攻撃的な行為や意見として跳ね返ってきて、時には他ライダーの命を奪う原因になるからだ。
   
だから、もし、あなたのライダー仲間の中で、四輪ドライバーへの憤懣からそれらの行為をしている人が居たら、同情や同調に留まっているのは罪だと思って欲しい。 そんな機会こそ、自分自身を含めて、良いオートバイライフ環境を育てていく絶好の機会の一つなのだから。 
 

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『 妄想 』

そんな事を考えていて、妄想が浮かんできた。
  
【 ヘルメット装着自由化 】  1970年代の様に、ヘルメットを被らないのが普通だったら、ライダーの事故死亡率を無視すれば、社会との関係はもっと良好だったかも知れないと。
   
ヘルメットによる匿名性が消えて、性別や年齢、表情の全てが丸わかりだから、ライダーも無謀で反社会的な行為を自重するだろうし、何より事故は死亡に直結する事がわかるので、無茶な運転は控えるかも知れないね、とさえ想ってしまう。

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【 四輪ドライバー、フルフェイスヘルメット装着義務化 】 二輪でのヘルメット装着義務はそのままで、四輪ドライバーにもフルフェイス型ヘルメットが装着義務になると楽しい。
そう言うと、ドライバーの表情が読み取れないから危険という意見もあるだろが、1970年当時の車両と較べると、エアコン装着稼働率は 100%になり、全ての窓ガラスが何らかの色に染まっているので、今や表情の読み取りを期待していない筈だ。
   
逆に、ドライバーにとってヘルメット姿が身近になるので、二輪ライダーとの親近感を抱き、ライダーを同じ運転者として認識する傾向が高まり、ライダーにとってもドライバーに多少の仲間意識も芽生えるだろうから、相互間での無駄な不信や圧力的行為が減って、交通安全に役立つのは間違いない。
 
 
 

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    http://gra-npo.org/policy/yokai_column/list_youkai_column.html





 

2020年 あけまして おめでとうございます

   

新年、明けまして おめでとうございます。
昨年・2019年も あなたの関心とご支援のお蔭で、実りある一年になりました。
  
今年も、さらに一歩、前へと進んでいきますので、
どうぞ、変わらぬ 関心 と、ご意見やご指摘、ご支援をよろしくお願いします。


                                                                      NPO法人 GRA   代表   小林 裕之

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今日の買物、フライングか ?

   
仕事の合い間に、大型スーパーへ、
食料品の買い出しに行った。
  
多くの会社は 仕事納め時期。
週末からは混雑するとの読みは正解か、ゆっくり買えた。
   
でも、思わず買った白菜、フライングだったかも ?
12月初めに買った白菜、一番柔らかい所が残っている。
  
皆さんも、良き年末年始をお迎えください。

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